- 丹羽くん
- 鎌倉市出身の大学4年生。チームラボでインターンをしている。
- 柳澤大輔
- 面白法人カヤック代表取締役CEO。
大学卒業後は、株式会社ソニー・ミュージック
エンタテインメントで2年ほどバリバリ働いていた。
- 重松泰斗
- カヤックに2回内定して、2回内定を辞退したという伝説の持ち主。現在は村式株式会社で、iichiというサービスを運営している。
- 久場智喜
- 面白法人カヤック代表取締役CBO。
大学卒業後は、2年ほどアメリカで
アクセサリーを売りながら放浪していた。
その場で面接して、その場で内定が決まる「最終面接ブース」。
このイベントにふらっと遊びに来ていた大学生の丹羽くんは、「内定辞退者ブース」の重松さんからの推薦を受けて、カヤックの役員といきなり最終面接をすることに。
密室で行われた最終面接の一部始終を、特別に公開しちゃいます!
- 丹羽
- よろしくおねがいします!
- 柳澤
- はい、よろしくおねがいします。
- 重松
- よろしくおねがいします!
- 柳澤
- はい、よろしく・・・って、なんで重松もいるんだよ!
- 重松
- いや、オブザーバーとして。
- 柳澤
- まあいいけど。履歴書はありますか?
- 丹羽
- ないです。
- 柳澤
- (笑)じゃあやりますか。では、自己紹介を。
- 丹羽
-
はい。明治大学4年の丹羽です。いまは休学しています。よろしくお願いいたします。
いまは、鎌倉市で「KAMAKURA」というフリーペーパーをつくっています。鎌倉の人たちを紹介して、新しいことを始める人や、これから新しい価値を生む人たちをつなげるチャンスをつくるフリーペーパーです。
- 久場
- 休学して、フリーペーパーをつくってたの?
- 丹羽
- はい、そうです。休学したもともとの理由は、大学1年の時にラオスに旅行に行きまして、そこでできた友達が多かったので、1年間お金貯めて半年ぐらいラオスで暮らそうと思ったんです。半年間時間をとれるのは学生のうちが最後かなと思って。でも、フリーペーパーの方が面白そうだったので、そっちを優先しました。
- 柳澤
- いま何号まで出してるの?
- 丹羽
- 8号です。
- 柳澤
- その中で「自分はこれを一番やったな」っていうポイントはどこですか?
- 丹羽
- 編集部は現在25人いるんですけど、8号目では編集長としてまとめました。それまでは全体で伝えたいことや、やってみたい企画がバラバラだったので、冊子を通して世界観をつくりたくて。
- 柳澤
- いまはチームラボでバイトをしてるんだっけ?チームラボでは何をしてるの?
- 重松
- 彼はチームラボでバイトをしてるから、さっきも「チームラボ行くんじゃないの?」って聞いたんですけど。カヤックの説明会に来てるからびっくりして。
- 柳澤
- で、チームラボでは何を?
- 丹羽
- ディレクターのアシスタントをやってます。そこで、画面仕様書を書いたりしてます。
- 柳澤
- チームラボは、受けなくていいの?
- 丹羽
- チームラボは、受けるつもりはないです。
- 柳澤
- なんで?
- 重松
- それだからびっくりして。「カヤック受けるの?」って聞いたら、「受けます」って。「マジなの?」って聞いたら、「マジです。」「チームラボは?」って言ったら、「受けない」って。だからここに連れてきました!
- 柳澤
- わかったよ(笑)。で、なんでチームラボは受けないの?
- 丹羽
- チームラボもめっちゃ面白い会社なんですが、チームラボが面白がってることと、僕が面白がってることは微妙に違うかなと。チームラボは最先端の技術を使って、技術をメインにしている感じですが、カヤックさんは、コンテンツというかその中身で驚かせる感じが自分に合っているなと思いました。
- 久場
- 企画を考えたり、アイデアを出すのは得意だと思いますか?
- 丹羽
- アイデア出しは得意だと思います。
- 柳澤
- 広告業界とかも興味はありますか。
- 丹羽
- はい、広告業界かWeb業界で探しています。
- 柳澤
- どんなことをやってみたいの?
- 丹羽
-
誰かを笑わせたり、驚かせたりするのが得意なんですが、そういうものをクライアントさんに提供していくのがビジネスだと思っています。
つくったサイトや企画をバズらせれば、クライアントさんの利益になりますし、僕自身もうれしいので、Webサ―ビスやアプリを考えてつくって、たくさんの人に喜んでもらいたいです。
- 柳澤
- チームラボはアートとテクノロジーを大事にしているけど、うちもテクノロジーは大事にしてるよ。その辺は興味はあるの?
- 丹羽
- 最先端技術にすごく興味があるわけじゃないんですが、普段ネットを見ていて、面白いものをよく見かけるので、興味はありますね。
- 久場
- いままでにバズらせたものは何かありますか?
- 丹羽
- バズらせたものではないんですが、身内に好評だったのが、「美女カルタ」というものです・・・趣味の領域なんですが。
- 柳澤
- それは自分の企画?
- 丹羽
- 素材はネットから拾ってきたものなんですが
- 久場
- それダメだろ(笑)
- 丹羽
- カルタに添えた文章のセンスがいい、と褒められまして。ちょっと女の子に言われたい台詞を書いてみました。
- 柳澤
- なるほどなるほど・・・。いいじゃん。
- 丹羽
- こういったアイデアはたくさん出てくるので、エンジニアやデザイナーとチームを組んでやってみたいです。
- 重松
- うんうん、いいですねえ。
- 柳澤
- で、なんで重松がいるの?(笑)
- 重松
-
推薦者として。彼が面接を受けると聞いて、がんばれと(笑)
この間、酔っ払ってるときに聞いたんですけど、チームラボのテクノロジーオリエンテッドな考え方とカヤックのテクノロジーの捉え方は違うと認識していて、チームラボは面白いものがあったときに、「どん」って、そのものを出す。「チームラボハンガー」みたいに技術自体を出して、そこが面白いっていうところ。
それは、彼のやりたいことと少し違うらしいんですよ。カヤックみたいに、何か試してみたいテクノロジーがあったときに、それを何かの文脈の中に落とし込んで、クライアントワークとして出せる、そういうところに彼は興味があるそうです。
- 久場
- なんで全部代弁してるんだよ(笑)
- 重松
- だから、カヤックの方が向いてるんじゃないかなと思いまして。
- 柳澤
- 内定辞退者の推薦って、これ、辞退するんじゃねえか。
- 重松
- 彼は、辞退しないです(笑)
- 柳澤
- まずはカヤックでアルバイトしてみたら?現場のディレクターが最終ジャッジするってことで。
- 丹羽
- それでお願いします。
- 柳澤
- ま、だからこの場は合格だね。
- 久場
- そうだね、がんばって!
その後、丹羽くんはインターン期間を経て、無事カヤックに内定しました。
丹羽くんの今後の活躍に期待です!