カヤックがサイトで退職者を公開する理由 | 面白法人カヤック

Careers

2013.08.10

#退職者インタビュー No.1
カヤックがサイトで退職者を公開する理由

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カヤックでは「旅する支社」や「サイコロ給」など、さまざまな面でちょっと珍しい仕組みを取り入れています(おなじみかもしれませんが…)。人事面でもそれは同じで、代表的なものに「退職社員の紹介」があります。

こんな感じで、希望する方のみ、社員ページで公開しています。
http://www.kayac.com/team/thankyouandgoodluck

これまでの仕事のあり方では、退職という言葉はどうしてもネガティブな印象をもたれがちでした。ですが、カヤックでは、「退職」を「卒業」と言い換え、ポジティブな捉え方をしています。それは、クリエイターとして新たなステップを踏み出すための第一歩です。

だからこそ、カヤックのコーポレートサイトでは、退職者が在職中にどんな活動や制作をしたか、そして辞めた後にどんな進路をとったのかを公開しているのです。クリエイター本人には公開の活動履歴として、また未来のクリエイターには、キャリアを考える上での一つの道しるべにしてもらいたい。そんな想いが込められています。

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実はこの考え方は、カヤックの方向性や運営のあり方とも大きな関係があります。経営者はふつう、企業をいかに成長させるかを考えながら経営の計画をつくっていきますが(面白法人でもそこはもちろん真剣です)、規模やその形態、方向性などを考えた時には、多種多様な手法を取ることができます。

たとえば、毎年卒業生を出し、つねに一定の規模を保つ企業もあれば、規模を拡大する企業もあります。今のカヤックの場合は、そのちょうど中間と言えるでしょうか。キャリアを積んだクリエイターを卒業生として送り出しながら、新入社員を増やして規模を少しずつ大きくしているという状況です。

現在のカヤック社員は210人ですが、15年間の総社員数で考えると600名を超えます。他の業界や、同じ時期に創業した同じ業種、同じ規模の企業と比較しても、社員の流れはかなり速いほうだといえるでしょう。

代表の柳澤は語っています。

「これまでだと『会社で活躍する人は辞めない』という印象や考え方が、人材を扱う業界でも強くあると思います。でも、その状況も、少し違ってきているのではないかと。その意味でもカヤックは、クリエイターが何年か働くことで成長し、その力を活かすべく卒業していく、そんな養成の場として機能する会社にしていきたいのです」と。

今現在でも、カヤックを卒業した後も外注として社内に常駐する人あり、外注先やパートナー企業に就職して仕事をする人ありと、なんらかの形で関わっている元社員は多く存在します。また、そんな人たちを鎹とした企業同士の緩やかな繋がりもできつつあります。

こんな状況がもっと広がってほしい。そんな気持ちも込めて、カヤックサイトのニュースで「退職者インタビュー」を公開していきます。退職予定の社員一人をフィーチュア。カヤック時代を改めて振り返り、その経験やキャリアに関する考えを聞いていきます。

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