2024.09.27
【参加者募集】デジタルデータからつくる生ごみ処理器「FAB de キエーロ」を体験しよう! 9月27日(金)〜29日(日)、鎌倉でイベント開催
MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉で、9月27日(金)〜29日(日)に開催される「FAB(ファブ)」への理解を深めるイベント「FABCITY KAMAKURA 2024 つくり、つながりながら考える 地域の未来とテクノロジー」に、カヤックも協力しています!
※FAB体験ワークショップは9月28日(土)・29日(日)のみ
イベントでは、3Dスキャナ・3Dプリンタ・カッティングマシンなどのFAB機材に触れる体験や、中高生によるファブシティ研究員の作品展示、デジタルデータからつくった生ごみ処理機「FAB de キエーロ 」の組み立てるワークショップなどが楽しめます。
カヤックは、この「FAB de キエーロ 」の研究開発に携わっています。
「キエーロ」とは、土の中に自然に存在する微生物で生ごみを分解する生ごみ処理機のこと(※1)。
「FAB de キエーロ」は、ニーズに合った大きさをデジタルデータからつくり、プラモデルのように組み立てる新しいタイプの生ごみ処理器です。将来的な商品化の可能性を探る中で、株式会社カインズ 面白事業部(カインズとカヤックの混成チーム)が手がける「CAINZ DIY MARKET」と連携して試作に取り組んでいます(※2)。
※1 「キエーロ」公式WEBサイト https://www.kieroofficial.com/
※2 カインズ 面白事業部の「CAINZ DIY MARKET」については、こちらの記事をご覧ください。
https://www.kayac.com/news/2024/05/cainz
今回は、試作品の展示とともに、9月29日(日) 11:30-12:30に「FAB de キエーロ 」の組み立てが体験できるワークショップを行います。
また、9月29日(日) 14:00-15:30には、10月から始まる「ファブシティカマクラプロジェクト 第一弾」のキックオフトークイベントに、ちいき資本主義事業部 ディレクター・長谷川 裕子が登壇します。
このプロジェクトは「FAB de キエーロ」を活用した取り組みを予定しており、チームと一緒に市内の生ごみ減量を試行錯誤してくれる「ファブシティ市民研究員」を募集します!(※後述参照)
小学生から大人まで、どなたでも楽しめるイベントになっていますので、
「最新の技術で遊んでみたい」「ものづくりが好き」「テクノロジーと未来を考えたい」など、興味のある方はぜひ、遊びにきてください。
◆イベント概要
・展示期間: 2024年9月27日(金)~9月29日(日) 10:00-16:00
・開催場所: MUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉
◯主催:一般社団法人 国際STEM学習協会 / ファブラボ鎌倉
◯共催:鎌倉市
◯協力:慶應義塾大学 SFC研究所 デジタル駆動超資源循環参加型社会共創コンソーシアム / 鎌倉女子大学 / 面白法人カヤック / キエーロ葉山 / MUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉
◆イベント内容
<展示>
①FAB体験スペースが登場! 3つのFAB機材に触れてみよう!
※事前予約、当日会場にて先着順でも受付OK
②中高生によるファブシティ研究員の作品やFAB QUEST紹介展示
③デジタルデータからつくる生ごみ処理器 FAB de キエーロ
※ワークショップもあります
④こわれたら、なおそう! ファブラボに通い自分でなおしたアイテムの数々
⑤リサイクリエーションラボ慶応鎌倉の取り組み:地域で廃棄される資源で素材づくりの研究紹介
<ワークショップ>
①プログラミングでデジタル刺しゅうミシンのデータをつくって遊ぼう! / 鎌倉女子大学
鎌倉女子大学杉浦研究室では、プログラミングで刺しゅうデータを作るアプリを開発しています。アプリはビジュアルプログラミング言語スクラッチの機能を使っているので、小学生でも簡単に刺しゅう作品を作ることができます。はじめての方でも、親子でも鎌倉女子大学の学生がフルサポートしてくれるので、安心してご参加ください。つくった刺しゅうの作品は、お持ち帰りできます。
日時:2024年9月28日(土) 13:00-15:00
場所:MUJIcomメトロポリタン鎌倉 カフェ&ミールスペース
定員:6名 (親子可能 / 小学生3年生以上) ※定員になり次第終了
費用:無料 ※アンケートにお答えください
参加方法:事前予約 / 予約専用ページよりお申し込みください
https://www.fablabkamakura.com/fabcity2024
②デジタルデータからつくる生ごみ処理器「FAB de キエーロ」 / キエーロ葉山
「FAB de キエーロ」は、ニーズに合った大きさをデジタルデータからつくり、プラモデルのように組み立てる新しいタイプの生ごみ処理器です。将来的な商品化の可能性を探る中で、ホームセンター大手の株式会社カインズが制作に協力しています。
イベントでは「FAB de キエーロ」の試作づくりを進め、ワークショップの時間に組み立て体験会を実施します。キエーロユーザーのゴミフェス532の平野さんがモデレーターとなり、開発者の松本さんと共にキエーロの魅力、可能性を語っていただきます!
日時:2024年9月29日(日) 11:30-12:30
場所:MUJIcomメトロポリタン鎌倉 カフェ&ミールスペース
定員:15名 (キエーロを既にご存知の方 / 自作に興味のある方)
費用:無料 ※アンケートにお答えください
参加方法:事前予約 / 予約専用ページよりお申し込みください
https://www.fablabkamakura.com/fabcity2024
<トークイベント>
「ファブシティカマクラプロジェクト 第一弾」 キックオフトーク
「ファブシティカマクラプロジェクト第一弾」として、現在開発中の「FAB de キエーロ」を活用した取り組みを予定しています。本セッションでは、連携している実践者の方々の活動を通じて鎌倉の現状を理解していき、これからを考えていきます。
・トークゲスト
慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授、COI-NEXT慶應鎌倉拠点 プロジェクトリーダー
田中 浩也
1975年北海道札幌市生まれ。専門分野は、デジタルファブリケーション、3D/4Dプリンティング、環境メタマテリアル。モットーは「技術と社会の両面から研究すること」。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、世界初のリサイクル3Dプリントによる表彰台制作の設計統括を務めた。
キエーロ葉山 代表
松本 信夫
神奈川県葉山町在住。夫婦で生ごみの自家処理に興味を持ち、1980年ごろからコンポスト「キエーロ」を開発。葉山町で行政と協働して焼却ゴミの削減に取り組む。「キエーロ」を全国に伝え広めるため、2011年に「キエーロ葉山」を設立。現在代表を務める。
・「キエーロ」公式サイト https://www.kieroofficial.com/
ゴミフェス532 運営
平野 リエ
鎌倉市腰越在住。素敵ないいことをはじめよう”をコンセプトに地球にいいこと社会にとっていいことを始める人のきっかけ、出会いの場となる”コミュニティカフェ”スタイルのイベントNPO BeGoodCafeのディレクター、企画、理事。1999年から、食・農・環境・貧困・平和など、様々なテーマでトークイベントを開催。鎌倉では、”笑顔は増える、ごみは減る”ゴミフェス532(ゴミニティ)の運営。コミュニティの力でごみ問題を楽しく解決できたらと活動している。
FabLabKamakura 代表
渡辺 ゆうか
2011年5月に東アジア初のファブラボのひとつである、ファブラボ鎌倉を田中浩也氏と共同設立。2012年よりFabLabKamakuraの代表を務める。地域と世界を結び、デジタル工作機械の普及により実現する21世紀型の創造的学習環境構築に向けて、世代や領域を横断した活動を展開している。著書『FABに何が可能か』(2013/フィルムアート社)などがある。
・FabLabKamakura公式サイト https://www.fablabkamakura.com/
面白法人カヤック ちいき資本主義事業部 ディレクター
長谷川 裕子
2006年面白法人カヤック入社。自社サービスからクライアントワークまでディレクターとして幅広く携わる。2度の育休を経て、2018年よりコミュニティ通貨「まちのコイン」の企画・制作を手がけ、現在ではサービス導入地域数が20にまで拡大している。逗子在住、双子を含む三児の母。最近のブームはトレランと養鶏。
日時:2024年9月29日(日) 14:00-15:30
場所:MUJIcomメトロポリタン鎌倉 カフェ&ミールスペース
定員:20名 ※定員になり次第終了
費用:無料 ※アンケートにお答えください
参加方法:事前予約 / 予約専用ページよりお申し込みください
https://www.fablabkamakura.com/fabcity2024
「ファブシティ市民研究員」として一緒に市内の生ごみ減量を試行錯誤してくれる方を募集します。
<ファブシティ市民研究員(「Fab de キエーロ」プロジェクト)募集要項>
・応募資格:鎌倉在住・在勤・活動に賛同される方
・制作&活動時間:月曜日 午前9時〜12時 ※祝日お休み / 掃除あり
ファブラボ鎌倉のオープンラボ(朝ファブ)に参加して作業
・活動期間:2024年10月〜12月
・作業内容 「Fab de キエーロ」のデータ作成、塗装、加工、取り付けなど
興味がある方はぜひご参加ください!
◆イベント詳細・申込ページはこちら
https://www.fablabkamakura.com/fabcity2024
◆「FAB(ファブ)」とは
3Dプリンタやレーザーカッター、プログラミングなど様々なテクノロジーを用いて、自分たちのアイデアをカタチにしていくことで、より良い生活を創り出す営みのこと。
鎌倉市は、テクノロジーを用いて持続可能な社会を目指す「FAB CITY(ファブシティ)」を日本で初めて宣言した自治体です。そうした活動と地域資源の活用や地域での連携を促進させ資源循環を促す「まち」を目指すことを「FAB CITY(ファブシティ)」と呼んでいます。
このイベントは、鎌倉市内での取り組みを知り、「ファブ」や「ファブシティ」への理解を深めていくことを目的としています。