2018年7月20日より公開となった、日本を代表するアニメーション映画監督・細田守監督の最新作『未来のミライ』。本映画の公開に合わせて、東京ドームシティ ギャラリー アーモにて、「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界」が7月25日よりスタートしました。展覧会の一部である3つの体験型ブースの企画・開発を、カヤックでお手伝いしています。
前回お手伝いした「バケモノの子展」から3年、インタラクティブ体験をパワーアップさせ、『未来のミライ』を観た方とこれから観る方、どちらも楽しめるアニメーション没入型の体験ブースを設計し、開発しました。
プレショー・不思議な庭(『未来のミライ』より)
作中のキーポイントとなっているくんちゃん家の庭は、過去、未来を行き来できる不思議な庭。この庭を、さまざまな美しい背景に変わるプロジェクションマッピングで再現しています。線画が本編映像と移り変わる映像表現は、劇場映画では味わえない、ここだけのコンテンツとなっています。
さらに、プロジェクションマッピングに合わせて床面に影を投射し、センサーで足元を検知。木の影を揺らしたり、雪の上を歩く足跡を再現したりと、子ども目線でも楽しめるインタラクションとなっております。
OZ応援メッセージ(『サマーウォーズ』より)
作中に登場する仮想世界「OZ」の中に、展覧会の感想やメッセージなどを好きなアバターで自由に書き込めます。特設のWebサイトからメッセージを投稿すると「OZ」の中に自分のアバターが現れ、作品の中に入り込むことができます。展示に訪れている方も、これから訪れる方も、どちらも展示に参加できるよう工夫を凝らしました。
フィギュア製作:アレグロ
ポストショー・細田作品インデックス
『未来のミライ』で描かれている系統樹(ファミリーツリー)の概念を用いて、細田守監督の作品を線でつないだインタラクティブコンテンツです。『未来のミライ』をはじめ、過去作4作品の映像を壁面にタップすることで見ることができます。笑う、泣く、喜ぶなど、作品の名シーンがカテゴライズされ、全180種類となっています。
展示の最後は、余韻とともに細田作品を振り返ってみてください。
4Kプロジェクター協力:SONY
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