2018年9月26日(水)より国立新美術館で開催される「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」において、制作するアーティストの視界アーティストが描いた外側の世界を体験する新しい絵画体験『Art Immersion Techology』」を日経イノベーション・ラボとご一緒に企画・開発致しました。
AITとは
画家が感じとった風景は、画家の絵筆によってカンヴァスに描かれています。
しかし画家が絵を描くために立っていた場所には、カンヴァスの中に描かれなかった風景もありました。
「描かれることのなかった風景」を鑑賞することができれば、「画家の視界」を体験している状態になり、
なぜその風景の中から画家がその場所を切り取ったのかを体感できるのではないか――――。
「AIT」は画家の制作プロセスを追体験する、新たな鑑賞経験のためのテクノロジーです。
本展覧会の「AIT」セクションではピエール・ボナールの作品の中から6点の絵画を厳選。
時を超えた今、画家が作品を描いた同じ場所で360度撮影をおこない「描かれなかった風景の実写映像」を
プロジェクションマッピングによって360度で映し出します。
展示された風景画だけでなく、部屋全体に「画家が目にしたが、描かれなかった風景」が広がり、「画家の視界」を味わうことができます。
機材協力:RICOH
音楽:ノイジークローク