野村不動産は2023年、マンション事業60周年・プラウド20周年を迎え、お客様に感謝を伝えるイベント「あなたの未来のくらしと時間展」を東京国際フォーラムで開催。カヤックでは、本イベントの企画・制作・総合プロデュースをお手伝いしました。
実際の会場だけでなく、会場に来られない方も同じようにイベントをお楽しみいただけるよう、WebGLを駆使したオンライン会場も制作しました。
"未来のくらし"と"サステナブル"をテーマにした周年イベント
未来の豊かな時間を提案し、形にしていくことこそが野村不動産の使命であり、60年分の感謝を伝えるいちばんの方法だと考え、"未来のくらし"と"サステナブル"をテーマにしたさまざまなコンテンツを用意。
イベント会場では、野村不動産の歩みをプロジェクションマッピングで振り返る「ヒストリーエリア」や、近未来の住まいを形にした「未来のくらし体験エリア」、循環の仕組みを楽しく体感できる「サステナブルエリア」など、さまざまなエリアをつくり、来場者のみなさまをお迎えしました。
来場者に感謝の想いを伝える「オープニング映像」
会場では、入場の待機中にまずオープニング映像が流れます。本イベントのナビゲーターである犬のキャラクター「ミライーヌ」と、その飼い主である「ヒラクーノ」が登場し、未来の空間を歩きながら、野村不動産が本イベントに込めた想いが語られます。
未来の前にこれまでの歩みを振り返る「ヒストリーエリア」
オープニング映像で登場した「ミライーヌ」がナビゲーターとなり、日本の成長とともに、野村不動産が歩んできた60年を振り返ります。プロジェクションマッピングで映し出されたミライーヌは1960年代から2020年代まで、各年代を飛び回り、見た目とは裏腹なダンディな声で各年代を解説。思わず足を止めてしまうヒストリーコンテンツを目指しました。
さまざまなライフスタイルを提案する「未来のくらし体験エリア」
野村不動産がこれまでつくってきたものは、"家"ではなく、"豊かなくらしと時間"でした。そこで本エリアでは、「未来の会う時間」「未来の学ぶ時間」「未来の楽しむ時間」「未来の食べる時間」「未来の休む時間」をテーマに、ARやロボットなども用いながら、さまざまな未来のライフスタイルを提案。
玄関とエレベーターホールの間に公園のような場所があったなら。
あなたのやりたいことに合わせてお部屋丸ごと大変身するとしたら。
壁一面に好きなものを映したり描くことができたなら。
マンションの8階がみんなの共同農園だったとしたら。
あなただけの休息をデザインできるとしたら。
「こんな未来のくらしってありかも!」と感じていただけるようなアイデアを練り上げました。
循環の仕組みを楽しく体感できる「サステナブルエリア」
コーヒーを楽しめる「森のお絵描き珈琲屋さん」では、飲み終えたカップにペンでお絵描きをし、おうちに持ち帰っていただいた後、カップに土を入れペンをさすことで、芽が出てくるようになっています。日常のありふれた風景をほんの少し変えることから、循環サイクルは始められる。そんなメッセージを込めました。
また、自転車を漕ぐことでエネルギーをつくることができる人力発電コーナーや、プラスチックゴミを再利用してつくられたプリンテッド家具の展示など、エネルギーのサステナブルな使い方を紹介するエリアも用意しました。
会場ではこの他にも、著名人がトークショーを行うステージや、親子で楽しめるワークショップなども実施し、未来に想いを馳せながら、楽しく気づきや学びを得られるイベントを目指しました。
WebGLを駆使したオンライン会場もOPEN
当日会場に来られない方のために制作したオンライン会場には、14個のカードが並んでいます。カードを開くと、3Dオブジェクトとともに、未来のくらしやサステナブルにまつわるメッセージが出現。まるで本物の会場を訪れたかのような体験が味わえます。また、東京国際フォーラムでは語りきれなかったことを余すことなく掲載する役割も果たしています。
PC・スマホのどちらからも楽しめるようになっており、簡単なスクロールだけでスムーズに会場を回遊できます。また、夜になるとサイト全体が夜モードに切り替わるなど、オンラインならではのギミックも取り入れました。
ご来場いただいた方々の声
「野村不動産の歴史を知ることができ感慨深いものがありました。またこれから未来を見据えた様々な取り組み、リーディングカンパニーとしての意識、意欲を感じることができ大変有意義な時間でした」
「こどもたちと一緒に楽しませていただきました。親子体操、石鹸づくり、体力測定、未来の顔、壁のお絵描きなどなど、どれもとても面白かったです。またぜひ参加したいと思います。ありがとうございました!」
「いろいろ工夫を凝らした展示があり、楽しめました。早く実際のマンションや家に取り入れられたら楽しいだろうなぁ〜と思いながら見学しました」
これらはご来場いただいた方々の声の一部です。本イベントは、東京国際フォーラムの会場とオンライン会場あわせて1万人以上もの方々にご参加いただき、野村不動産の60年分の感謝を伝える一大イベントとなりました。