artience株式会社と日本大学 文理学部 情報科学科 大澤研究室が共同研究を行う「AIエージェントとともにすごす未来を具現化する取り組み」をCEATEC2024にて、Human Agent Interaction(HAI)体験型コンテンツ『トモニゴー』を企画・制作をカヤックでお手伝いしました。
あなただけのエージェントがいる未来のコンセプト展示
AIエージェントがディスプレイや装置に憑依し、ギミックを動かしボールをゴールまで運んでいただく体験を通して、AIエージェントと共生する未来を体感するブースになっています。
今を生きるみなさんと一緒にどうしたらその未来を実現できるのかをともに考え・話し合いながら研究・開発を進めて行くための展示です。
AIをはじめとした、昨今の急速な科学技術の発展の中、誰もが幸せで自由に生活することができる科学技術として参加者のみなさんもふくめて一緒に未来をつくることを目指しています。
AIエージェントと人との共同作業
AIエージェントのキャラクターが、ロボット掃除機・ドライヤーなどの家電を操りながら小さなボールをゴールまで運ぶゲーム感覚のコンテンツになっています。
部屋をモチーフとした空間で、AIエージェントではどうしようも出来ない障害物は人の手で取り除く必要があり、人が手助けすることで人間らしい愛着を持てる体験を目指しました。
体験の流れ
まずは、一人ひとりに合うAIエージェントを見つけるために簡単な10問の質問に答えていただきます。
3択の質問に答えると、ご自身にあったAIエージェントが誕生します。
誕生したAIエージェントはあなた専用のエージェントになるので、名前を付けて呼んであげることでリアクションや様々な反応をしてくれます。
続いて、AIエージェントが何が出来るのかを知るための関係構築を行います。
- 『◯◯、掃除機を動かして。』
- 『◯◯、ドライヤーを動かすの手伝って。』
のようにAIエージェントに話しかけることで家電操作を行ってくれます。
AIエージェントはパートナーです。声を掛けてあげたり、撫でたりするとまるで人間のように頑張って動かしてくれます。
AIエージェントとの触れ合いを通して何が出来るのか、人がどうしたら良いのかを知っていただきます。
そして最後にAIエージェントと協力してボールをゴールまで運ぶゲームを遊んでいただきます。
関係構築で学んだAIエージェントの特徴や、どうしようか?と困ったり、頑張れ!と応援をしてくれるAIエージェントの表情を読み解きながら最後まで助け合いながらゴールまでボールを運んでいただきます。
無事にゴールまでたどり着くと体験の記念としてステッカーをプレゼントしました。