鎌倉に、今まで捨てるだけだったもので、今までにないものをつくりたい。そんな想いから、このリサイクリエーションプロジェクトは誕生しました。ご家庭で出た使用済みつめかえパックを回収し、再生樹脂ブロックに変え、様々なものを創造。プロジェクト第一弾では、等身大の江ノ電と安野モヨコさんのマンガキャラクター「オチビサン」をつくります。
2018年4月27日、鎌倉リサイクリエーションプロジェクトの完成式典が行われました。
家庭で出た使用済みつめかえパックを回収し、再生樹脂ブロックに変え、様々なものを創造するこのプロジェクトは、2017年10月5日にスタート。以来約7ヶ月、なんと38,745枚(2018年5月末時点では41,025枚)ものつめかえパックが集まり、そこから製造した再生樹脂ブロックによって、等身大江ノ電とオチビサンベンチが完成しました。
この完成を記念して行われた式典には、鎌倉市松尾市長をはじめ、NPO法人カマコンと面白法人カヤックの代表である柳澤大輔氏、江ノ島電鉄観光企画部長の中沢俊之氏、「リサイクリエーション」に取り組むテラサイクルジャパンのアジア太平洋リージョナルマネージャーのエリック・カワバタ氏、花王の取締役専務執行役員を務める長谷部佳宏氏のほか、神奈川県のガールスカウト神奈川第3団のスカウトたちが登壇しました。
式典であいさつに立った松尾崇市長は「市民の熱意と努力に敬意を表したい。全国でもトップクラスのリサイクル率を誇る鎌倉で、今後も楽しみながら世の中をよくする取り組みを連携して継続していければ」とコメント。
本プロジェクトは「鎌倉市のリサイクル意識のさらなる向上」を目指して、市、企業、学校、市民が一丸となり取り組み、特に、市内の小中学校25校からはたくさんのつめかえパックが集まり、子どもたちの認知度も高いという結果となりました。
等身大江ノ電の展示は2018年5月末で終了しましたが、ここで使われたブロックは、江ノ電に寄付することが決まっており、学校への寄贈も予定。一過性ではない、地元に根付く習慣・文化へと育っていくことを目指して、江ノ電鎌倉駅構内と鎌倉市内の小中学校19校では引き続き回収ボックスを設置して回収を行い、また、生涯学習センターにオチビサンと回収ボックスを設置する予定となっています。
使用済み"つめかえパック"は、ブロックに再生され、地域の役に立つ様々なモノに組み立てることができます。
鎌倉市役所前に設置した回収ボックスにて回収しています。(2018年5月末日まで)※専用保管袋も入手できます。
2018年春までに鎌倉市内で集めた使用済み"つめかえパック"で、市役所前に「江ノ電とオチビサン」を建造します。
鎌倉市役所本庁舎、江ノ島電鉄 鎌倉駅構内、行政センターなどに設置した回収ボックスにて回収しています。鎌倉市内の公立小中学校18校でも学校ごとに回収にご協力いただいています。
※一般の方向けには鎌倉市役所本庁舎、鎌倉駅構内で回収を行っております。
暮らしの清潔製品のつめかえパックを集めます。専用袋に保管し8~10枚溜まったら回収BOXまでお持ちください。
回収対象は、以下の「暮らしの清潔製品」の使用済み"つめかえパック"です。
・つめかえパックの中身はできるだけ使い切ってください。・回収したつめかえパックはまとめて洗浄するため、ご家庭で中を洗う必要はありません。・回収専用袋に入れてチャックをきちんとしめて、保管・持参してください。回収専用袋は8~10枚のつめかえパックが入ります。複数集めて提出するとよりエコです。・「暮らしの清潔製品」の使用済みつめかえパックのみ回収します。対象をよくご確認ください。・内容物が残っているので、「回収専用袋」の中身はできるだけ触らないでください。作業の際は、つめかえパックに記載されている安全事項、使用上の注意をお守りください。・内容物が手についたり、万が一目や口に入った場合は、十分に洗い流す等の処置をし、異常が残る場合は医師に相談してください。・お子様が参加される場合は保護者の方が十分に注意し、不安のある作業は大人が実施してください。
主催:NPO法人カマコン、鎌倉市 / 後援:面白法人カヤック / 協賛:花王株式会社 / 協力:テラサイクルジャパン合同会社、江ノ島電鉄株式会社