カヤックの第一印象
はじめに柳澤さんからカヤックのお話を伺った時点では、私の理解を超えていたというのが率直な感想です。
なにをやっているのか、どのような人が集まっているのか、なにを目指しているのか、なんとなくわかるような、わからないような。
まじめさと非まじめのカオスの中に放り込まれたような感じでした。
ところが、鎌倉のオフィスに伺って、そこに集うカヤックの皆さんの熱気や場の雰囲気を感じたとたんにカオスから抜け出すことができました。
今では「つくる人を増やす」という経営理念のもと、人と自然が共生する「里山」のようなとても有機的な集団であると私なりに理解しています。
カヤックに期待すること
人間の「つくる」という力は人や社会を豊かにする原動力であると考えています。
さまざまなモノと情報があふれる現代社会において、無からの創造というのはなかなか難しいですが、料理における「ひと手間」と同じように、ちょっとしたオリジナリティへのこだわりがあるだけでもアウトプットに魂が入り、味も引き立つようになります。
こういった、だれかのために「つくる」という行動はだれかのために役に立つという、人にとってもっとも豊かな生き方にも通じると考えます。
常識にとらわれず、「つくる人を増やす」可能性があることはどんどんチャレンジする。
そして、想像もしなかったような「つくる人」が続々と生まれる。
そんなカヤックになってほしいと願っています。