旅する支社
鎌倉に本社を置くカヤックですが、ネット環境を整えれば、沖縄でもアメリカでも、どこででも仕事ができることを証明します。
住居兼オフィスを一定期間(2~3ヶ月)借りて、仕事に集中。「24時間遊び、24時間働く」というカヤックスタイルを実際に示してみせる活動です。
これまでの旅する支社
2013年 伊豆
カヤックサイトリニューアルのための合宿で伊豆へ。
伊豆といえば、温泉。温泉を舞台にした漫画で映画化もされた、『テルエル・ロマエ』にも登場した温泉宿の近くにある旅館に、3週間滞在しました。
毎日温泉とおいしい食事を楽しみながら、制作に没頭しました。
2012年 京都
震災後、関東で働くことにリスクを感じる社員のために、旅する支社京都を開設。同時に、関西での採用活動も開始。20名ほどの学生が働き、カヤックでもっとも学生の力を活用した若い支社となりました。
関東における震災後のリスクも減り、役割を終えたと判断したため、京都支社は2012年12月をもって終了しました。
2011年 仙台
東日本大震災の復興支援の一環として、2011年春より3カ月間、仙台に「旅する支社」を開設。
「東北をAndroidで元気にすること」を目標に掲げ、仙台・宮城を中心にAndroidアプリ関連のビジネス活性化を目指す組織「Fandroid EAST JAPAN」の設立に協力。
「IdeaPod」「ニクキュ~」「胸キュンシャッター」「復興の窓」などのAndroidアプリを東北地方のWebクリエイターの皆さんと一緒に開発しました。
オフィスでは毎週ブレストをしたり、週末にさまざまな勉強会に参加したり、開催したり。大変なときこそアイデアをたくさん出すことで、前向きに一致団結して頑張れることを実感しました。
2010年 ベトナム
ベトナムの技術者の採用も視野に入れ、2010年は「旅する支社」初のアジア圏!
この支社から、スマートフォンアプリ「ナカマップ」と「EncountMe」、カヤックコーポレートサイトのスマートフォン版が誕生しました。
また、ちょうど現地は雨季だったということもあり、外出しようとした瞬間にスコールに見舞われたり、、一日中ずっと雨の日が続いたりと、、より一層開発に集中できる年になりました。ちなみに雨の降らなかった日は1日もありませんでした。
2008年 イタリア
カヤックが運営していた「ART-Meter」がイタリアにできたということもあり、再びイタリア・フィレンツェにて実施することに。
滞在していた宿の近くのスーパー(といってもバスで40分ほど)に出かけ、新鮮な食材を大量に購入、当番制で料理を担当。食材がいいため、何をつくってもおいしい!という恵まれた環境の中、相変わらず食事の時間以外は、全力で制作に取り組みました。
また、週末になると「ART-Meter」イタリア店のオーナー、Mr.コーノに地元でおいしいと評判のレストランに連れて行ってもらったり、青く澄んだ晴れ渡った空の下、辞書よりも分厚いフィレ肉をジュージュー焼いて、みんなでバーベキューをしたりしました。
帰国してからは、イタリアに飛んだ社員が現地で「自腹」で仕入れた商品たちを期間限定でネット販売するという企画「Zi・Bara(ジバーラ)」を開催。
すぐになくなってしまうものから、そのままオフィスの倉庫行きになったものまでさまざまでした。
2006年 イタリア
「つくる」ことに貪欲なカヤックにとって、さまざまな芸術にあふれ、ルネッサンス発祥の地でもあるフィレンツェは恰好の場所。
カヤックが株式会社として再スタートした後の第1弾の海外オフィスとして、まさにふさわしい場所です。
街を歩けば、建築から広告はもちろん、ゴミ箱まで美しくデザインされたものばかりで、クリエイターにとって、とても刺激的な街でした。
2004年 ハワイ
初の海外移動オフィスでハワイへ。
ある社員は、想像を絶するほどの集中力を発揮し、「T-SELECT」のリニューアル仕様書110枚を、現地入り後わずか3日で仕上げるという神がかった伝説も残しました。
社員は各自、日々の日常業務以外に自主的に課せた課題を持って現地入り。とある企画の一環で小説を執筆していたある社員は、まったく原稿が進まず、土日にみんながハナウマ湾へとシュノーケリングに行くのを尻目に、部屋にこもって執筆作業をガシガシ進める……なんてこともありました。