岡百合恵のお悩み相談 | 面白法人カヤック

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2010.07.17

岡百合恵のお悩み相談

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カヤックにはリーダーが、なるべく多くの社員に声をかけてまわるという習慣がありますが、最近同じチームの先輩に、一日に5回くらい、「最近どう?」と聞かれます。

凄い日は一時間に一回くらいのときも...

毎回「順調です!」と答えても「ホントかよ!」って感じですし。
「普通です。」とか「さっき答えたじゃないですか!」というと、つまらなそうな顔をされますし。

先輩の真似をして、大阪弁で「ぼちぼちです。」と言ってみたり、質問を質問で返してみたりもしてみたのですが。

なぜかいつも後味が悪くて...

「お!これはいい!面白い!」と思う返しを伝授してほしいです!
よろしくお願いします!


この前、コーチングの会社の人に「ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ」という本をもらいました。

その本の中に、上司が部下に質問をするときに注意することとしてこんなことが書いてありました。

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基本的には何を聞いてもいいのですが、気をつけなければいけないことがいくつかあって、その代表的なものが、相手が「はい」としか答えようのない質問をしてしまうことです。

実際、上司のする質問の多くは、部下に「イエス」を言わせるためのものです。

「元気か?」「はい」
「仕事は順調か?」「はい」

あるいは自分の求めている答えに誘導するための質問もあります。

「今日のわたしのプレゼン、どうだったかな?」「いやぁ、さすが感服いたしました。」

それから、質問を使って相手を貶めるというのもあります。

「どうもわたしの求めている答えは、きみからは得られないようだね」

これでは、最初から正解を持って質問しているわけで、正確には部下を試しているだけのことです。

また、質問を投げかけているようでいながら、結局は、自分の意見をそこで展開する、というのも上司のよくやる芸当です。

「僕はこう思うんだよ、それはね、ぺらぺらぺらぺら……」

これらを通して部下は学習します。

「適当に答えておこう」
「当たり障りのないことを答えておこう」

で、結局、上司は部下からほんとうに価値のある情報を引き出す機会を失うわけです。

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とのことですので、この文章を印刷して、その上司のディスプレイにはっておくとよいと思います。

回答者:代表 柳澤大輔

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