「すごい天秤」は、「住まい探しは宝探しだ」をキーワードに、誰もが一度は触れたことがある天秤を用い、不動産検索サイトやアプリでは体験することのできない、全く新しい住まい探し体験を提供するプロダクトです。
企画監修・プロダクトデザイン・アプリケーションデザイン/実装・サイト制作をカヤックが担当しました。
住みたい駅をキーボードで入力し、天秤の片方に家賃の金額に模した分銅を、もう片方に間取りなど、住まいの希望条件に模した分銅を置くと、分銅内のRFIDを天秤が検知。希望条件を満たした物件があれば天秤が釣り合い、物件がなければ天秤が傾き、希望と現実の差が一目で分かるプロダクトになっています。文字通り天秤で「はかり」に掛けられた物件は、古地図風にデザインされたGoogleマップに表示され、まるで宝探しのような体験を通して物件を見つけることができます。
プロダクトデザインでは、天秤という古典的なモチーフを引き立てるため筐体は真鍮の切り出し加工から行い、物件数の表示にはウクライナ製のニキシー管を用いるなど、天秤、キーボード、ディスプレイの全てをスチームパンク風の仕上げに統一しました。
なお今回のプロジェクトでは、開発パートナーとして、ロボットクリエイターとして著名なkarakuri products・松村礼央氏のほか、海内工業、FabLab Shibuyaの協力を得ました。
Makers Faire Tokyo 2014に出展し、アメリカテキサス州オースティンで開催されるSXSW2015にも出展する「すごい天秤」の今後の展示情報は、サイトで随時更新していきます。
※クリエイターズインタビューはこちらhttp://www.kayac.com/news/2015/02/sugoitenbin_interview