2023.07.11
入社後1年半で圧倒的成長を実感!中途エンジニア、スキルアップの秘訣
Webフロントエンドエンジニアとしてカヤックに入社した大川さん。スキルアップを求めて転職してきた彼が、たった1年半で圧倒的成長を実感できた訳とは?転職の経緯、カヤックという組織のユニークさ、スキルアップを達成できた秘密などを聞きました。
大川 広貴
1993年生まれ、2022年カヤック入社
面白プロデュース事業部/フロントエンドエンジニア
1993年生まれのO型です。趣味は音楽です。好きなバンドはシガーロスです。
エンジニアとしてのスキルアップを目指してカヤックへ
ー今のお仕事の内容を教えてください。
面白プロデュース事業部でフロントエンドエンジニアとして、受託のWeb開発に携わっています。中途で入社して1年半くらい経ちました。
ーなぜ転職を考えたのですか?
前職には新卒で入社し、Webフロントエンドエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。経験を積めば積むほど周囲から頼りにされる場面が増えていったのですが、それはエンジニアとしてだけではなく、ディレクターとして仕様を決めることやクライアントの窓口になることも含まれていました。だけど自分としてはもっとプログラミングをする時間を増やして、エンジニアとしての実力をつけたいという思いがあったんです。だから転職を考え始めました。
ーカヤックに入ろうと思ったきっかけはありますか?
初めてカヤックを知ったのは、「シン・アリマ」というコンテンツです。WebGLを使った3DCGのゲームができるWebサイトだったんですが、エンジニアになりたてだった当時の自分は「こんなことができるのか」と驚きましたね。
その後、前職の先輩がカヤックに転職した縁で、その先輩を通じてカヤックから発注を受けて一緒に仕事をする機会が増えていきました。カヤックのプロジェクトは面白い企画やチャレンジングな実装も多かったので、自分もカヤックに転職したら面白いプロジェクトに関わりながらスキルアップできるんじゃないかと考え始めました。
役割や肩書を超えて働くフラットな組織ならではの、良さと難しさ
ーズバリ、カヤックに入社して良かったですか?
はい、良かったと思います、笑。エンジニアとしてメリットに感じているのは、プロジェクトの幅が広いことですね。幅が広いというのは単純なWebサイト制作だけではないという意味です。私の場合は、ブラウザの拡張機能をつくったり、画像解析のプロジェクトに関わったりしました。いままで経験したことがない実装なので大変な部分もありますが、どんどんできることが増えていくことで成長を実感できています。
ー実際に入社してみて、カヤックにどのような印象を持ちましたか?
思った以上にみんな真面目ですね。制作物に対して妥協しない人が多いです。みんなこだわりを持って取り組んでいる印象です。
他には最初はフラットな組織に戸惑いがありましたね。上司と部下の関係がなく、役職や仕組みによって管理されている部分がほとんどないので、自己管理を求められます。良く言えば自己裁量が大きく、悪く言えばほったらかしの部分もあるといった感じです。
でも結果的にはカヤックでの働き方は自分に合っていると感じています。仕事に締め切りや制約はつきものですが、それでもプロジェクトの進め方は自分の判断に任せられている部分が多いので、自分のペースで仕事を進めることができます。プライベートとの調整もしやすいですね。平日に役所や病院へ行きやすいのは助かります、笑。
エンジニアとしては技術選定の裁量が大きいことも魅力です。自分がこれから学んでみたい技術を取り入れて、実際のプロジェクトの中で試すことができます。
ーカヤックで仕事をする上で、難しいなと感じる部分はありますか?
カヤックのメンバーは、良くも悪くも役割や肩書の垣根を超えて仕事をしています。
例えばゲームのプロモーションを企画する場合、普通は企画職の人が企画を考えると思いますが、カヤックではデザイナーやエンジニアであっても企画のアイデアを出し合う場面があるんです。その人がどんな肩書なのかということよりも、そのゲームが好きかどうか、詳しいかどうかの方が重要視されますね。役割や肩書の垣根を超えて仕事ができるのはカヤックで働く醍醐味であり、制作物のクオリティを高める秘訣でもあると思います。
一方で役割分担がはっきりしていない分、必要な作業を見落とさないように注意する必要があります。カヤックの社員は個性豊かな反面、同じ役割や肩書を持った社員でも、人によって得意な領域や仕事のやり方が大きく違います。プロジェクトごとに編成される制作チームのメンバーの個性に応じて、お互いの担当範囲が変わることも多いです。この点はカヤックで仕事をする上で難しいと感じる部分ですね。
ーそういった難しさには、どうやって適応しましたか?
一緒に働くメンバーと仲良くなるのが一番の近道ですね。相手のことを良く知っていれば、弱点を補い合うことができますから。
自分は人見知りなんですが、ラッキーだったのはすでに知っている社員が何人かいたことです。前職にいたときからカヤックと仕事をしていたので、その時に関わった人が話しかけてくれました。そういう知り合いの社員と飲みに行くときには他の知らない社員を呼んでくれたので、人間関係を広げる上でありがたかったです。
あとはプロジェクトごとに関わるメンバーが変わるので、たくさんのプロジェクトに関われば関わるほど仲の良い社員が増えていきましたね。一緒に何かを制作するときはたくさんコミュニケーションをとるので、自然と仲良くなれます。
スキルアップの秘訣は、チャレンジングな技術選定
ースキルアップのためにチャレンジしたことがあれば教えてください。
Reactというライブラリを使ったことです。前職であまり使っていなかったのですが、カヤックでは多く使われていたので、自分も積極的に学んでみようと思いました。
最初はReactの仕様を十分に把握していなかったので、納期に間に合わなかったらどうしよう、設計が間違っていて、後からリカバリーできなかったらどうしようというプレッシャーはありましたが、周囲に経験豊富なエンジニアがたくさんいるので安心して進めることができました。
実際のプロジェクトの中で知らないことを知り、できることが増えるという経験を通して、成長を実感することができました。自主学習と比べて実際の仕事の方が、明確な目的や実際の制作物があるので手を動かしやすく、成長につながると思います。
他に画像解析にも挑戦しました。人の動きをプログラムで解析して、動作を判定したのですが、普段のWebフロントエンドの領域ではなかなか関わらない技術を使うことになったので、新鮮でしたね。
ー順調に成長しているんですね!
でも、調子に乗って失敗したこともあるんですよ。あるプロジェクトで、挑戦的な技術選定としてNuxt3を採用しました。実装は順調に進んでいたんですが、公開前日になってプログラムの中でうまく動作しない部分が見つかったんです。一緒にプロジェクトを担当していたテクニカルディレクターと相談してなんとか解決策を見つけることができたのですが、冷や汗をかきました。
ー自信作があれば教えてください。
『あんさんぶるスターズ!!』ハロウィンキャンペーン2022 ですね。これは駅の広告がメインの企画で、表参道駅に掲出された壁面広告をフラッシュ撮影すると、写真の中にだけキャラクターのイラストが浮かび上がるという仕掛けでした。
自分はこのプロジェクトのWebサイトを実装したのですが、Web上でも実際の広告に近い体験ができるようにいろいろ工夫しました。横長の広告に合わせてWebサイトも横スクロールにしたり、世界観を守るためにキャラクターに関する表現上のレギュレーションを踏まえたWebフロントの設計をしたりしました。
また、このプロジェクトでは実装に使える期間が限られていました。そこで、短期間の実装に合わせた技術選定を行いました。ユーザーがwebサイト上でつくった画像をシェアできる仕様があったので、それを実現するためにWeb Share APIを採用しました。これはサーバーを介さずWebフロントエンド上の処理だけで画像を合成してシェアしてもらうことができるAPIです。これにより実装コストをおさえることができました。
挑戦してスキルを伸ばしたいエンジニアはぜひカヤックへ!
ー今後はどんなことにチャレンジしていきたいですか?
プロジェクトの開始前から携わる機会を増やしたいですね。基本的にエンジニアがアサインされるのは企画や仕様が決まった後なんですが、そうするとできることが制限されてしまい、やりづらさを感じる部分もあります。企画を考える段階から関わる機会が増えれば、エンジニア目線での提案もいろいろできると思うので、そういう挑戦をしたいですね。
ーカヤックに入りたいと思っている方へメッセージがあればどうぞ
自分と同じような境遇のエンジニアにはカヤックをおすすめしたいです。つまり、もっと挑戦してスキルを伸ばしたい人ですね。そういう人はぜひカヤックを受けてみてください。
(取材・文 高田一史)
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