2023.04.07
祝2周年!コミュニティ通貨 まちのコイン「クルッポアワード2022」開催レポ
ひと・まち・地球にうれしい体験で地域とつながるコミュニティ通貨「まちのコイン」。
2019年9月のサービス開始以来、福岡県八女市、沖縄県石垣島、滋賀県、東京都渋谷区など現在全国21のエリアで利用されています。
鎌倉市では2021年1月19日にSDGsつながりポイント事業として導入され、「クルッポ」の通貨名で親しまれています。2023年3月にはユーザー数1万3千人、加盟店数が330スポットを超え、地域コミュニティの活性化やSDGsの自分ごと化推進に貢献しています。
サービス開始2周年を記念して、3月19日に「クルッポアワード2022年」を鎌倉市商工会議所ホールで開催しました!
2022年1月1日〜12月31日の期間で、「クルッポ」の利用回数が多いユーザーと、SDGsの達成に向けた取り組みに貢献したスポットを表彰しました。
鎌倉市の松尾市長も駆けつけ、受賞者の方をお祝いしました。
当日の様子や受賞者の方々の声を紹介します!
松尾市長「さらにクルッポを盛り上げるために皆さんのアイデアをいただけたら」
授賞式は松尾市長のお祝いの挨拶から始まりました。
「本日受賞されたみなさん、本当におめでとうございます!受賞される皆さんが柱となってクルッポを盛り上げていただいていることに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。私も日々クルッポの応援機能※を使って”応援団長”を目指しているのですが、なかなか皆さんの順位を抜くことができなくて(笑) .。ユーザー数も1万人を超え、地域の中でさらに多くの方が使うことでつながりが増えるように、市としても力を入れていきたいと思っています。ぜひ皆さんからも『こういったところで使えたらいいな!』というアイデアを頂けたら嬉しいです。」
※「まちのコイン」アプリ内で、他のユーザーやスポットのお祈りごとにコインを贈り応援できる機能。
その後、受賞者の方各人に表彰状を手渡ししました。
ユーザー部門1位は年間2950回利用のクルッポ達人!「社会参加や健康維持のためにゲーム感覚で気軽に楽しんでいます。」
■ユーザー部門受賞
1位 「ぼんちゃん」さん(2950回利用)
2位 「やす」さん(1268回利用)
3位 「えみりん」さん(1217回利用)
■新人賞
「さるとびキキ」さん
■まちあるき名人賞
「mitsusuke」さん
ユーザー部門1位は年間2950回クルッポを利用した「ぼんちゃん」さん。
なんと1日に平均8回クルッポを使っていることになります!まさにクルッポの達人!
「今日も授賞式前に市内をたくさん歩いてクルッポ体験をしてきました。元々地域活動に参加するのは好きだったのですが、2年前にクルッポを始めてから、ゲーム感覚でさらに楽しんでいます。」と受賞を喜ばれていました。
新人賞の「さるとびキキ」さんは、クルッポを使ってお友達と”筍堀り”体験したことがきっかけでハマっていったそう。「リュック一杯の筍が獲れてとても嬉しかったです。その後、ゴミ拾いや草むしりなどの体験や、地域のイベントで知らない人とお話ができることも楽しく、クルッポのおかげで人生の張り合いが一つ増えました。」とのことでした。
スポット部門は1位は750年の歴史あるお寺!
■スポット部門
1位 「建長寺」
2位 「かまくら駅前蔵書室(カマゾウ)」★2年連続受賞
3位 「Seven Beach Project」
■新規スポット賞
「NPOセンター鎌倉」
■SDGs貢献スポット賞
「湘南モノレール」
建長寺は2022年11月からスポット加盟しましたが、わずか約2か月で1127回の体験利用がありました!歴史を感じられる場所や、富士山や美しい紅葉や桜などの自然あふれる場所など、東京ドーム2.3倍分の広大な敷地面積の中を隅々まで楽しんでほしいという住職さんの思いから「まちのコイン」のデジタルスタンプラリー体験がスタート。スタンプラリーを通して、訪れる方々にお寺の魅力を伝えています。
受賞に際して、ご住職さんは「本取り組みをきっかけに、建長寺の魅力をより多くの方に知っていただき嬉しく思っています。また、『まちのコイン』のアプリ上では建長寺を利用して下さったユーザーさんのコメントを見ることができるので、リアルな声などを知ることができ励みになります。」と話されていました。
さらに、SDGs貢献スポット賞として「湘南モノレール」が選ばれました。
湘南モノレールは、鎌倉市の地域課題でもあるCO2削減や渋滞緩和のために鉄道利用を促す目的で全駅が「まちのコイン クルッポ」スポットになっています。駅改札内に掲示しているポスターのQRコードを読み取ることで、50クルッポを獲得できる体験を提供していますが、2022年の年間の体験利用数が19,704回でした!
湘南モノレールの代表取締役社長の小川氏は、「2021年から鎌倉市と連携し鉄道利用促進キャンペーンを行ってきましたが、クルッポのスポット加盟によってさらに鉄道利用者が増えると期待しています。体験利用数がわかることで、実際にどのくらいの方がSDGs活動に貢献して下さったかをデータとして見える化できた良い取り組みだと思っています。」とコメントされました。
受賞者同士の新たなつながりも生まれたクルッポアワード2022
クルッポアワードは昨年に引き続き2回目の開催となりましたが、ユーザー部門もスポット部門も受賞された方々は今年初の方が多く、新しいつながりの輪が広がっていることが伺えます。
当日は受賞者の方々やスポットさん同士が一同に会したこともあって、あちこちで「はじめまして…」とおしゃべりが弾み、新たな交流が生まれるきっかけにもなりました。
2023年1月にサービス開始2周年を迎え、これまでの累計流通量は8775万9103クルッポになりました。(2023年3月31日時点)
カヤックはこれからも鎌倉市と連携して、クルッポを介して鎌倉に関わる人々が、まちへの愛着を増すきっかけとなる営みをさらに促進していきたいと思います!