ごみ減量・資源化のアイデアコンテスト「鎌倉サーキュラーアワード」 6月3日(月)より応募開始 | 面白法人カヤック

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2024.05.27

ごみ減量・資源化のアイデアコンテスト「鎌倉サーキュラーアワード」 6月3日(月)より応募開始

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ごみリサイクル率全国1位の鎌倉市で、市民・事業者・起業家が協働してごみリデュース率の向上、資源循環促進目指す10月5日(土)に表彰式を予定

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)が事務局を務める「鎌倉サーキュラーアワード」が、2024年6月3日(月)から応募を開始となりますのでお知らせいたします。
本アワードは、鎌倉市の「ゼロ・ウェイストかまくら」の取組を「循環者になるまちづくり」へ発展させながら、「循環型ビジネス(サーキュラーエコノミー)」の創出を活性化していくことを目指し、市民、事業者、起業家を対象とした3つの部門からなるアワードです。それぞれの立場から取り組みを披露し、磨き合い、高めあうことを目指します。

<3つの部門>

  1. 市民部門 : 家庭系ごみの減量アイデアを年齢問わず広く募集
  2. 事業者部門 : 鎌倉市内の企業から事業系ごみ減量に取り組む活動を募集
  3. スタートアップ部門 : サーキュラー(資源循環)スタートアップ企業からビジネスプランを募集

応募の締め切りは、8月26日(月)まで。10月5日(土)に生涯学習センターで開催される「第2回循環創造学シンポジウム」において、本アワードの結果発表と表彰式を予定しています。

企画背景

ごみリサイクル率全国1位の鎌倉市、ごみリデュース率に課題

本アワードは、カヤックが幹事企業として参画する「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」(※1)の一つである「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創拠点」の活動の一環として、産官学民が協働して組織された「鎌倉サーキュラーアワード実行員会」により企画・運営されます。本実行委員会には、カヤックの他、「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創拠点」の代表機関である慶應義塾大学SFC環境情報学部教授の田中浩也氏を実行委員長に、幹事自治体の鎌倉市松尾崇市長が総合審査員長に、そして同市の共生共創部政策創造課や、市内のサーキュラーエコノミー企業である株式会社カマン代表取締役の善積真吾氏、ゴミフェス532運営の平野リエ代表などが参画しています。

これまで鎌倉市は「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現を目指し、ごみの減量や資源化の試みを推進してきました。2024年3月28日に環境省が発表した「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)」※2によると、人口10万人未満50万人以上の区分では昨年度に続いてリサイクル率(ごみの総排出量のうち資源化された量の割合)は1位となっていますが、リデュース率(1人1日当たりのごみ排出量)は依然10位にも上がっておらず、ごみ減量に関しての課題が残っています。そこで、市民のごみ減量への意識を高め、アイデアを発掘する「市民部門」を設立しました。
さらに市民に限らず、事業者、起業家に対しても経済的な利益とごみの減量、ごみの資源循環化を推進するため、サーキュラースタートアップ企業を支援する「スタートアップ部門」、ごみ減量に取り組む事業者を報奨する「事業者部門」を設立しました。市民、事業者、起業家など、それぞれの異なる立場から地域の資源循環に取り組みを披露して、高めあうことを期待しています。

※1. 大学、企業、自治体等の多様な機関の参画によるコンソーシアム型の運営体制により産学連携して共同研究を行うプログラム

※2. 出典:環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度)https://www.env.go.jp/content/000123409.pdf

注25) 総人口に外国人人口を含んでいる。
注26) 福島第一原子力発電所の事故による福島県内の帰還困難区域に係る町村は除外している。
注27) 東京都23区は「東京都23区分」として合算
注28) ごみ排出量は災害廃棄物を除く
注29) 中間処理後再生利用量から固形燃料(RDF、RPF)、焼却灰・飛灰のセメント原料化、セメント等へ直接投入、飛灰の山元還元された量を差し引き、リサイクル率を算出した。

◾️実行委員長のコメント

田中浩也氏

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授、COI-NEXT慶應鎌倉拠点 プロジェクトリーダー

私も鎌倉市民になって13年がたちます。このまちに住みついて以来、地球やまちを愛し、ごみ減量や資源循環に能動的に携わる市民や事業者の方々、そして起業を志す方々とたくさん知り合うことができました。このアワードは、そうした地域に根付いた「文化」をさらに未来につなげていくために企画したものです。それぞれの取り組み方は多種多様です。お互いの取り組みをリスペクトしあいながら、より良い試みを目指して切磋琢磨し、共創していきましょう。

鎌倉サーキュラーアワード概要

1.市民部門

応募内容:
小学生からお年寄りまで、誰でも応募できる市民部門です。どうすれば、日常の中で家庭からごみを減らし、それを楽しく続けていくことができるのか。広くアイディアを募集します。なお、審査員/アンバサダーでもあるお笑いコンビマシンガンズの滝沢さんの X(旧ツィッター)アカウント @takizawa0914 には、ゴミ清掃員から見た役に立つ情報が満載。アイディアを考えるときには是非、滝沢さんのアカウントをフォローして勉強しつつ、みなさんなりにそこからさらに発展させたアイディアを考えてみてください。

応募資格:
「湘南エリア」に在住、勤務、もしくは定期的に通っている、個人、家族、チーム(友人同士など)が応募できます。お子様からお年寄りまで、年齢にかかわらず応募することができます。鎌倉市在住でなくても「湘南」に住んでいると自認されていれば、応募が可能です。

賞品・賞金:
金賞10万円 銀賞5万円 銅賞3万円、今後の展開へのアドバイス
※小中学生が受賞された場合には、図書カード及び商品券に換えてお渡しいたします

審査員:
鎌倉市教育長 高橋 洋平氏
お笑い芸人兼ごみ清掃員 滝沢 秀一氏
株式会社nalu 代表取締役、株式会社IBLC ビジネスプロデューサー、慶應義塾大学SFC研究員 みなみ なおこ氏

2.スタートアップ部門

応募内容:
持続可能な社会の実現に向けた革新的なビジネスモデルを創出することを目指し、サーキュラーエコノミーに基づいたスタートアップを支援するビジネスプランを募集するスタートアップ部門です。循環型社会の先駆者として、循環型都市鎌倉での実証実験を通じて、皆様の事業を全国に広げていくアクセラレーションとなることを目指しています。

応募資格:
サーキュラーエコノミーに基づくビジネスモデルを持つスタートアップ企業が応募できます。企業の所在地は問いません

賞品・賞金:
・金賞30万円 銀賞5万円 銅賞3万円
・事業性と社会性、地域性とスケーラビリティを両立するためのメンタリング
・実証実験の実施に向けた相談・マッチング

審査員:
日本経済団体連合会審議員会副会長、ヴェオリア・ジャパン代表取締役会長 野田 由美子氏
一般財団法人SFCフォーラム 事務局長、SFCフォーラムファンド ファンドマネージャー 廣川 克也氏
『WIRED』日本版 編集長 松島 倫明氏
面白法人カヤック 代表取締役CEO、COI-NEXT慶應鎌倉拠点 副PL 柳澤 大輔

3.事業者部門

応募内容:
鎌倉に本社・支社を置く事業者で、経営改善や効率化(各種ロス削減やサービス向上など)の取り組みから「ごみ減量」の成果が生まれているもの、また、社員発の草の根の取り組みから、社長の一存による大胆な取り組みまで、社内外の取り組みで事業系ごみを持続的に減らしている活動などを幅広く募集し、
委員会の確認を経て認定します。事業や会社の規模は問いません。取り組みを「定量化(数値化)」してレポートする方法については、実行委員会より適宜アドバイスも行います。

応募資格:
鎌倉市内に支社・本社を置く事業者であれば大小問わず応募できます。

賞品:
・認定事業者 表彰状

詳細はWebサイトURLをご覧ください。
https://award.junkansha.jp/

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