2024.12.13
MRで野菜収穫を体験!カヤックR&Dチームから初のMRゲームアプリ<無料配信中>
面白プロデュース事業部 R&Dチームから、本日カヤック初のMRゲームアプリを公開しました!
R&Dチームは、まだ世の中に大々的には出さないけれども、未来の形を実際に体験できる形で実験したい様々な産業のお客様に合わせて、デジタル制作技術の粋をあつめてプロトタイプをつくっているチームです。
次世代ARの時代が到来している今、R&Dチームでも、MRアプリをつくってみよう!ということでデモ的につくったのがこの「Meta Quest 3」向けのMRアクション収穫パズルゲーム「HickonuQ(ひっこぬく)」です。リビングや公園、道路などリアルな空間を舞台に、どこでもどんどん生えてくる野菜たちを、タイミングよく素手で引っこ抜き、最高の収穫を目指すゲームです。
どなたでも無料でダウンロードし、体験いただけるので、ぜひ遊んでみてください。
そして、「HickonuQ」を企画・開発したR&Dチームについて、R&Dプロデューサー・クリエイティブディレクターの村井がご紹介します!
PoCなら、カヤックR&Dチームにお任せ!
こんにちは、面白プロデュース事業部のR&Dプロデューサー・クリエイティブディレクターの村井です。
新しいアイデアや技術の実現可能性を検証するために、技術デモやプロトタイプを作成して行う初期段階の実験を、PoC(Proof of Concept、概念実証)と呼びます。
このPoCで、我々は、未来の車の新しい運転体験を目指してHMDを被った AR・VR体験から、ペッパーゴーストやプロジェクションを駆使したホログラフィック的な体験まで、さまざまな最新デジタル技術と運転を掛け合わせてきました。もちろん、車の領域だけではなく、オリジナルの実験用ハードウェアをプロトタイピングとして制作したり、未来の住まいをテーマにしたイベントを手がけたり、様々な産業のR&Dをお手伝いしてきています。
NISSAN「Invisible-to-Visible(I2V)ドライビング」プレゼンテーション、CES2019(米・ラスベガス)において、XR(VR+AR)技術を用いたデモ展示より。
実写スケールの筐体と360度動画にペッパーゴースト型のARグラスUIの組み合わせで、アバターが仮想的に乗り込んでくる体験。
野村不動産 お客様向け感謝イベント「あなたの未来のくらしと時間展」 。左から、15mの壁面プロジェクション、部屋のレイアウトを覚えるロボット家具、ミニチュアAR、壁面終え描き。
そんな、未来を想像させる”あったらいいな”なさまざまなシステムやアプリ、表現や擬似体験を、時代に合わせてつくってきたR&Dチームが今注目しているのが、次世代ARとAIです!
複数のLLMを繋ぎ連携させるAIサービス
AIは、今界隈で一番ホットなテーマなので、各産業界でさまざまなアプローチが試みられている最中だと思います。
もちろん、デザイン、プログラミング、映像、テキストコンテンツといった我々のさまざまなデジタル制作フローの中にも既に浸透してきていますし、
一部では、テキストやイラストを「もうプロに頼まなくても自分達で形にできる!」とチャレンジされているクライアント様達も出てきています。
我々も、日進月歩のLLMや生成AI界隈をキャッチアップしながら、新たなコンテンツの形を目指して、複数のLLMを繋ぎ連携させるAIサービスを駆使して、
おもしろチャットボットから、自社データを学習させた自然で気の利いた会話システムまで日々研究を重ねております。
次世代ARの時代が到来!広がる空間コンピューティングの世界
そして、今回ぜひおすすめしたいのは、実は次世代”AR”の方。
ARはPCとWebカメラでインターネットが盛り上がっていた2000年代からありますし、スマホ時代の2010年代から位置情報に連動したARや、マーカーに合わせて3Dが飛び出てくる形のコンテンツとして、皆さんご存知の通りブームは去り、今更感もあると思います。
しかし、この2024年は大きなアップデートとなる出来事がありました。
みなさんご存知の、Apple Vision ProやMeta Quest3でできるようになった、ビデオパススルーによるAR。
空間にアプリやオブジェクトを置ける技術の台頭です。
我々はApple Vision ProやMeta Quest3など市場で出回っている最新のデバイスをデベロッパーレベルで日々研究しています。
AR、VRの界隈は専門用語が多く、新しい言葉が移り変わっていく業界ですが、今回のアップデートは専門用語でいうところの 複合現実(Mixed Reality=MR)が実用レベルになった画期的なアップデートでした。
Apple Vision Proでは「空間コンピュータ」という位置付けで表現していますし、Meta Quest 3ではそのままずばり複合現実(MR)と呼称されています。
これらの技術は、非現実のデジタルオブジェクトを、何個でも、どんな大きさでも、実際の空間に置いたり、触ったり、投げたり、アプリのように使ったりできる。
それを、自分の手で操って、ケーブルなしに体験できるようになる環境です。
そう、今こそ、ARと聞いて皆さんがまっすぐ思いついた、
机の上に置けるアプリや、道に並べられるキャラクターの様なアイディアが、現実的に実現できるようになったのです。
Xなどを眺めれば界隈で、さまざまな技術デモの動画が出てくると思います。
我々R&Dチームも、マルチプレイの空間にアプリを置いて体験できるデモを自社で制作、研究し、ご用意しています。
ご興味があればお気軽にお問い合わせください!