岩田慎吾のお悩み相談 | 面白法人カヤック

まず、この相談をしている時点で、十分プライドを打ち破る第1歩を踏んでいるんじゃないでしょうか。
心配することはないと思います。

世の中には無駄なプライドを持っている人ってのがいます。
そういう人たちのことを無駄なプライド系と呼びます。

あれ。ちょっとまてよ。

プライド系と書いて、フライドポテトを思いだしました。
食べたくなってきました。

原稿の締切まであと5分。編集長に催促されてます。
眠い。深夜3時。今日も海に2時間ぐらい入ったからなぁ。

あれ、なんだっけ？

で、いただいた悩みを読み直してみたんですがね。

絶対的な価値観を持てばいいっていってますけどね。
それを持つことを許されているのは、世の中に1万人に1人とか、そういうレベルのひとですよ。
そうじゃない人は、常にどういう価値観が正しいのかを迷ったり、人に影響されたりしながら生きている。
であれば、そこはあきらめましょう。
それよりも、誰の、どんな価値観だって、実はその人の視点から見れば正しいものなのだと思って、素直に人の意見を聞くような努力をしましょう。
無駄なプライドがある人ってのは、言いかえるなら素直に人の言うことを聞かない人ってことなんでしょうね。

それともう一つ。
何か、面白いこと、かっこいいことを言おうと思いすぎていませんか？ディレクターとして、人からどう見られるかを常に考えるのは重要ですが、そもそも大概の人は自分が思っているほど、かっこよくも、面白くもないものなのですから、必要以上の背伸びは不要です。
まず自分にどのくらいの実力があるのかを見極めることが第1歩なんじゃないでしょうか。

無駄なプライドは、フライドポテトとともに飲み込んでしまいましょう。

おやすみなさい。

回答者：代表 柳澤大輔