2010.10.09
千歳慎のお悩み相談
僕は今現在23歳です。
いわゆる草食系に区分されることが多いいです。
幸福に対して常に考え、日々精進しており、幸福を追求する上で「異性」というファクターはかなりのウェイトを占めていると考えます。
よってその辺りの研究活動も精力的に取り組んでいます。
そのせいか、内情を知る人からは肉食系と言われてしまい非常に残念に思っています。
でも、そのことはどうでもいいのです。
僕は結婚願望があり、機会があればすぐ結婚して家庭を築きたいと思っています。
大変なことも辛いこともあると思いますが、とても素晴らしいことだと思っています。
カ○チさん、くま○かさんって誰だかまるわかりじゃない!
最後に補足があってよかったです。
はいはい、結婚についてということですね。
僕もまだ結婚というものについては、勉強途中で、コメントは難しいですね。
ただ、言えることは、結婚について勉強途中です。なんていってることがそもそも結婚生活には向いてないってことはわかってきました。
それから、わかったことは、してない人としてる人とでは価値感が180度違うでしょうし、子供がいるといないとでもまったく違うということです。
でも1つ言えることは、千歳くんが「僕の結婚像と違う」といってますが、これはもともこもないのだけど、多分、それは経験をしていないからですね。
でも、実は結婚というものは、意外と人によって違いがあるわけではなく、誰もが同じような経験をするのではないかと思うのです。
でも、人それぞれ違ってしまうのは、同じ経験をしても捉え方が違うというだけなのだと思います。
で、何がいいたいかというと、カ○チ、くま○かさんが、どのようなことを言っているかわかりませんが、仮に僕と見方が違うとしても、少なくとも同じ経験をしている、僕は理解できると思います。
つまり、千歳くんは経験していないから理解できない=違うって風に思ってしまうのかもしれない。
例えば、ちょうど、この前呼んだ本「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」の中に、村上春樹さんがこのようなことを言っています。
「われわれは苦しむために結婚するんだ」という河合先生の定義は、すごく新鮮で面白かったです。
ただ、そういうふうにすっきり言われるとみんな困っちゃいますけどね。
僕自身は結婚してから長い間、結婚生活というのはお互いの欠落を埋めあうためのものじゃないかというふうにぼんやりと考えていました。
でも最近になって(もう結婚して二十五年になるのだけれど)、それはちょっと違うのかなと考えるようになりました。
それはむしろお互いの欠落を暴きたてる――声高か無言かの違いはあるにせよ――過程の連続に過ぎなかったのではないかと。
結局のところ、自分の欠落を埋めることができるのは自分自身でしかないわけです。他人がやってくれるものではない。
そして欠落を埋めるには、その欠落の場所と大きさを、自分できっちりと認識するしかない。
結婚生活というのは煎じ詰めていけば、そのような冷厳な相互マッピングの作業に過ぎなかったのではあるまいかと、このごろになってふと思うようになったのです。
もちろんこれは僕の単なる個人的な意見に過ぎませんが。いずれにせよ、考えてみると怖いことですね。
このような話しも、結婚してなければ何のことだかわからないけども、結婚している人には、まったく理解できないってことはない。
……って、何の回答にもなってなかった!
そうそう。ちゃんと、お答えするなら、男性視点で言うのであれば、結婚することの最大の良さは、自分の成長ですよ。
幸せになるかどうかは心の持ちようなので、しようがしまいが本来は関係ないと思いますが、結婚によって確実にいろんなことを考えさせられ、成長できると思います。
それが一番何より良い点だと思います。
回答者:代表 柳澤大輔