2011.06.07
ワガシャのホープ「長谷川裕子」
言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」
我々が運営する「湘南Clip」というサービスをご存知でしょうか。
湘南でNo1のポータルサイトを目指す事を宣言し、初期設計を私が行いました。
No1と称するにふさわしくあるべく(?)技術的にもUI的にもアールヌーボーなこの産物は、随所に新しい試みが仕掛けられており、そのあまりに膨らみすぎた無茶な構想と設計の為に、実は開発着手からグランドオープンまで約1年の道のりを歩むこととなりました。
いつオープンできるともわからないサイト。湘南に興味がある・ないに関わらず開発チームに入れられてしまった感のある人間もチラホラ。更に言い出しっぺの私は、頭の中の構想を全て伝えるや否や、早々と開発チームからフェイドアウトしてしまうという駄目人間っぷり。
関わるデザイナー、プログラマーは、いつしか心がポッキリと折れてしまいました。(という裏話は本邦初公開)そんなチーム全体が完全にダークサイドに飲み込まれてしまいそうな中、私に変わって開発の指揮をとったのが彼女でした。
彼女は持ち前の明るさを振りまき、くじけることは微塵もありませんでした。仕様書も何もない僕の頭に詰まった構想を見事に引継ぎ、とうとう立ち上げまでこぎつけ、今では着実に伸ばしていってくれています。彼女がいなければ、この湘南Clipは立ち上がらなかったと断言してもよいでしょう。
正直言うと、このサービスはまだ今は経済的価値を生み出してはいないものの、カヤックが地域に密着した企業であるためには絶対に避けて通れないプロジェクトであります。
こうなったらもう僕の構想は気にしなくていいですから、勝手にどんどん伸ばしていっちゃってください。
そもそも湘南Clipをあのダークサイドから抜け出すことに成功させられたのも、大手プロバイダーでの技術者経験がある事で、ちょっとしたものなら自分で作れてしまうというスキルと、仕様をしっかりまとめて開発陣に伝え、責任持ってディレクションできるという能力。さらにはどんな複雑なサイトであっても1人でテストをこなせるという論理的思考、それに、湘南に対する愛情。彼女がこれらを標準装備した人間であったからだと言えます。
もともと漁師に嫁ぎたかったという妄想と、趣味がサーフィンという脈絡からカヤック入社をきっかけに湘南に移り住んできた彼女は、社内で最も湘南生活を満喫しているようにも見えます。とりわけファッションは海辺に住む人そのもので、年中サンダル履き(イメージ)のそのラフな装いと日焼けした風貌は、鎌倉本社を唱えるカヤックのイメージを損なわないマスコットガールとなってます。
あ、でもこの前うちのCTOに「都内に行く時は、もう少しおしゃれにビー・ケアフル」と怒られていましたが……
そして彼女には、その抜きん出た運動神経を活かした『カヤック運動部のリーダー』というもう一つの顔があります。鎌倉体育館を積極的に予約し、カヤックバレー部なるものを発足させました。実を言うと我々代表3人は、いつまでもモニタの前に座っていられる仕事狂いなミドルエイジではありますが、傍ら、体を動かすのも大好きなのです。
どうぞそんな僕たちの為にも湘南Clipでのネットワークを活かし、バレーの対戦相手を探してきてください。
この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤大輔