2011.06.07
ワガシャのホープ「橋本淳史」
言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」
橋本淳史というこの漢(ヲトコ)、ここへの登場が遅かったため、入社して間もない人間かと思われる方もいるかもしれませんが、ところがどっこい。実は結構な古株。古い順に数えるとベスト5に入ります。
では、なぜ今まで出てこなかったのか?と申し上げますと、兄弟会社のクーピーに所属していたからなのでありますが、ではなぜこれまた今になって登場したかというと、近々カヤックへの人事異動が決まっているからということになりまして。(カヤック&クーピー間の人事異動は日常茶飯事です)
まぁ、カヤックもクーピーも僕にとってはどちらも「ワガ社」ですので、すなわちワガ社のホープといえばクーピー社員のことも指すのであります。ということは、このコーナーはまだまだ続くのであります。つまり、カヤック魂編集長から、この原稿の鬼の催促が、この先も週一で来続けることに、変わりはないのであります。トビマストビマス(注:指を飛行機にして)
話を戻しまして。
さすがに古株ベスト5というくらいですから、この漢(ヲトコ)の良いところは沢山あります。まず仕事面において。カヤック&クーピーのデザイナー陣の一人として、最も僕が信頼している人間であります。
現在のクーピーのサイトも、カヤックの代表的なサービスの1つであるART-Meterも、二人三脚で彼とがっつりと一緒に作ったものです。
■CUPPY
http://www.cuppy.co.jp/
■ART-Meter
http://www.art-meter.com/
2人でがっつりとタッグを組んで作ったサイトというのは他にも幾つもありまして、中でも地獄を見たという意味では忘れもしない4年前。旅する支社でハワイにいった際の、あの缶詰作業。わざわざハワイにいったのに、ほとんど海に入る事も無く黙々と2人で部屋に篭り、作り続けたT-SELECT。
■T-SELECT
http://t-select.livedoor.com/
もう何年も手を加えずそのままの状態ですし、リリースの時点ですでに突貫工事。時間的な制限もあり、結局手をつけられなかった部分もありましたので、当時も今現在も、まるっと全リニューアルをしたい気持ちでいっぱいではあります。ただそれを踏まえて見ても、随所に散りばめられた、ニーズを無視したストーリー性のあるイラスト、押し付けがましい程の独自のTシャツの世界観など、これほど落ち着かないショッピングサイトは類を見ません。今もなお異彩を放っているのではないかと、自負しております。
また、何度作ってもデザインがフィットせず、2人で迷走を繰り返し、結局着手からリリースまで約1年もかかってしまったという曰く付きのプロジェクト。
■湘南Clip
http://www.shonan-clip.jp/
これまた、僕と彼とで作ったものです。
そういう意味では、僕にとって彼は、幾つもの死線を共に乗り越えてきた戦友のような漢(ヲトコ)とも言えます。
技術、スピード、感性ともに認めています。そして何よりも、彼の目指すポジションは更に高く、まだまだお互いに求め合うレベルには達してないという客観的な認識を持ち、日々精進している姿を見ては、彼をクーピーデザイナーチームのリーダーに任命した事に、改めて確信を覚えるのです。
そして、次に人格面。
熱さ。人としての熱さがあります。わかりやすい形で表に出す事はなかなかありませんが、実はしっかり内に秘めている。
僕と同じように若干天邪鬼なところがあり、一般的には手のかかるタイプとも言えますが、それは時として長所にもなりえますし、本質的な事はちゃんと見ている。
これはカヤック社員全員にいえることですが、まず心に熱いものがない人間とは働きたくない。誰かが熱い事をいった時や熱い思いを感じた時に、人として素直に「あぁ、いいなぁ」と思える人としか働きたくない。それを冷めた目で見るとしたら、それは自分の感性が鈍っているだけ。そう自覚出来る人としか働きたくない。そんな思いで会社を立ち上げた僕らにとっては、その熱さこそ無くして欲しくない大切なものなのです。
“常に自分の最新作が、今の自分の最高作だ”と言い切る彼に、頼もしさを覚えると共に、今後もそのマインドを続けていって欲しいと思っております。
この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤大輔