2011.06.07
ワガシャのホープ「坂上香」
言わせてください。「この漢(ヲトコ)は最高です」
坂上香。イタリア源氏名「ヴィヴィアン」。
彼女は経歴が少し特殊かもしれません。
僕の母校である慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスを出たのち、慶応義塾大学の稲影研究室のお手伝いをします。お手伝いと言っても、そのころ具体的に何をしてたのかは知りません。
で、その後何を思ったのか、漫画家のアシスタントになります。研修と称し、3か月間の無給労働をさせられます。その間毎日1日180円のパンが支給されるのみ。ほぼ泊まり込み。研修期間が終わり、さぁこれからということで、あっさり首になります。
漫画家アシスタントの後、フリーでウェブデザイナーをしながら、いくつかのサイトを手掛けていたようですが、1人でやっていく孤独さに耐えられず(僕の勝手な想像です)、カヤックの門をたたきます。
面接当時の僕の印象は、「結構ひねくれてそうな気もするし、年もまぁまぁいってるし、頑固そうだし大丈夫かな……」というもの。
ところが、入社してもうずいぶん経ちますが、今ではその印象はありません。意外や意外、素直。頑固ってことでもない。
自分の意見は自分の意見としてはっきり言えるタイプではありますが、しっかりと正論を言うタイプなのと、自分中心的な考え方ではなく、どうあるべきか?という基準を自分なりに設けているので、聞いてて心地がよい。信頼のできるディレクターの1人です。
さらにフリー時代はデザイナーだったようですが、カヤックに入ってからはディレクターに転向。自分で手を動かして作ってたこともあるから、工数の読みなども信頼できます。
驚いたこととしては、2009年の1月、年が明けてみたら金髪になってました。そしてそれに合わせてファッションもまるっきり変わっていました。なんでも、髪型を変えたので洋服も全部変えたとか。
事の経緯は、ディレクター陣全員でカヤックの金運をあげるために、一斉に金髪にしたらどうか?という案が、ブレストで出たとのこと。(金髪は金運アップの象徴だという情報を誰かが入手してきたようです)
「年明けたらみんなでそうしてきましょう」と、年末に誓いあったものの、実際は坂上さん1人しかしてこなかったとか。そのノリを僕は高く評価したいと思っています。
僕は金髪にはしないけどね……
皆さん、たかが髪型というなかれ。されど髪型。外見を変えるということは、意外と重要なのですよ。それで気持ちも変わる。
受託のディレクターとしても、新規の案件を一から組み立てることができますし、窓口としても安心して任せられる丁寧なディレクターだと信頼しています。
そして今年、カヤックとしては初めての大型サービスの購入事例、dododayのディレクターを勤めています。今まで彼女は受託専門でしたが、今年は自社サービスとしてのディレクターの手腕をも問われていきます。
はたしてどうなるのか?非常に楽しみですが、やりたいこと、やるべきことが見えているタイプなので心配はしていません。他の自社プロジェクのトリーダーと情報を共有しながら、伸ばしていく醍醐味を楽しんでください。
この先どこまで伸びていくのか!?という末恐ろしさを覚え、武者震いさえ感じております。
せん越ながら、今後も今の自分に満足することなく、謙虚さ、素直さを忘れず、常に変化し続けていって欲しいという思いと共に、万歳三唱を贈りたいとおもいます。
賛辞者:代表 柳澤大輔