2016.03.15
「入社前は変なベンチャー入っちゃったなって思いました」京大生はなぜカヤックに入ったのか
新卒2年目の高橋奈々さんに、大学時代の活動や就職活動の話、ディレクターの仕事内容や、どうやって仕事を覚えていったのか、どんな人と一緒に働きたいかを聞いてみました!
高橋奈々
1992年生まれ。2014年京都大学 文学部卒業。同年カヤック新卒入社。クライアントワーク事業部 企画部 ディレクター
「サークルクラッシュ同好会に入っていました」大学時代にやっていたこと
―大学時代にやっていたことを教えてください
普通に授業に行って、バイトして、サークルして、という感じです。地方ということもあり、都心の大学みたいに社会人と接する機会がたくさんあったわけでもなかったので、社会に出るイメージもわかず、気づいたら就活の時期になっていました。
―サークルではどんな活動を?
もともとはフリーペーパー(生協の季刊誌)をつくるサークルに入っていて、企画を出して取材にいってということをしていました。あとはサークルクラッシュ同好会に入ってました。
―サークルクラッシュ同好会ってなんですか?
当時大学で一番危ないと言われていたサークルです(笑)。ですが実態はコミュニケーションについて考えるサークルですね。内容は、結果的にサークルをクラッシュ(崩壊)させてしまった人、そういう現象に興味がある人が集まって、初対面の人とコミュニケーションするためにどうすればよいかということを考えていましたね。インプロとかアイスブレイキングの練習とかしていました。名前はインパクトありますが、結構まじめに活動していたと思います。
就職活動や、カヤックの面接はどうでしたか?
―就活の話を聞かせてください
もともと大学院にいこうと思っていたのですが、あるとき自分はそこまで勉強が好きじゃないと気づいたので、普通に就職活動をはじめました。ですが、漠然と行きたい会社があったくらいで、そこまでまじめにやったわけでもなく、結局は合計で20社くらい受けて、2社から内定をもらって、面白そうなほうに決めました。
―そもそもカヤックを知ったきっかけは?
カヤックが「学生新歓コンテスト」というイベントをやっていて、それにサークルクラッシュ同好会が出場したときにはじめて存在を知りました。そのときにカヤックのホームページを見てみたら、エントリーシートが書きやすそうだし思いっきり書いても大丈夫そうだったのでエントリーしました。
―カヤックの面接の話を聞かせてください。
基本的には、やってきたことを話しました。ポートフォリオというか、やってきたもののURL集をつくって、それを見ながらという感じです。フリーペーパー時代の記事とか、サークルクラッシュ同好会の活動の話をして「どんな感じだったの?へー面白そうだね」みたいな、面接とは思えない雰囲気でした。
―どういうところを見られていたと思いますか?
その企画の質とかじゃなくて、なんでそれをやったのかという部分を見られていたと思います。あとは、「どういう人と働きたい?」とか聞かれましたね。
入社直前は、変なベンチャーに入っちゃったなーと思ってました(笑)
―最終的にどうしてカヤックに決めたんですか?
内定をもらったもう1社がお堅い会社で、周囲に話したら「え、そこ行くの?」と言われたのもありますね。正直どちらも働いてみないとわからないので、まわりの人が面白がるほうに行こうと思って決めました。それでも入社直前は、変なベンチャー入っちゃったなあとか少し不安に思っていました(笑)。
―入った後はどうでしたか?
人がやさしかったですね。地方にいたということもあって内定者インターンに行かなかったのが悪いのですが、 入社前は社員とやりとりする機会がほとんどなく、断片的な情報ばかりで社員のことはわからなかったんですが、実際に接してみて、いい人たちだなあって思いました。
クライアントワークのディレクターの仕事内容とは?
―企画部のディレクターってどういう仕事をするんですか?
最初は何が自分の仕事かもわからなくて「だれがやるかわからない仕事は自分がやるんだ」と思うことにしました。
やっていくうちに、ディレクターでも2種類いて、仕事を始める人と、仕事を終わらせる人がいるなあと気付きました。仕事を始める人はいわゆるプランナーで、大枠の設計図を書く人。仕事を終わらせる人は、文字通り企画を責任感をもって終わらせる人。自分は後者側の仕事をやっているなあと思います。
「最初は人に話しかけるのが嫌でした...」仕事をどう覚えていったのか
―仕事をどう覚えていったんですか?
ひたすらメンターに聞いて覚えました。最初は「ひとりで 考えすぎ。3分悩んだら聞きに来て」と言われてました。わからないことはいくら考えてもわかんないし、やっぱりひたすら聞いて覚えました。
―仕事をしていく中で、うれしい瞬間・嫌な瞬間を教えてください。
結局はどちらも、人に関することなんですが、最初は知らない人に話しかけるのが本当に嫌でした。後ろから「すみません...」って言うのが本当に苦手で、忙しいのに話しかけちゃったなぁとか考えてました。
うれしい瞬間は、あの時あれを言ったおかげでうまくいったなという実感が持てたときですね。プロジェクトがうまくいって、見てる人やお客さんが喜んでくれたときはもちろん嬉しいです。
これは面白い!と言えるものがある人と一緒に働きたいです
―カヤックの魅力を教えてください
技術の会社なので、どんどん新しい技術を取り入れて変わっていくところですね。会社単位でスピード感を持って変わっていくので面白いです。
―今後やっていきたいことを教えてください
自分じゃないとできないものを見つけることです。カヤックの辞めた人たちを見ると、自分にしかできないことを見つけて、活躍してから卒業していったという印象があります。別に辞めたいというわけではないですが、自分にしかできないことを見つけたいです。
―どんな人と一緒に働きたいですか?
「これは面白い!」と強く思うものがある人ですね。
就活をやると、今まで自分がやってきたことに価値が無かったんじゃないか、とか、社会人に対してわざわざ説明するものでもないでしょ...と思うものが出てくると思うんです。
でも、たとえそれが社会の役にたたなくても、面白いと言えるものがある人はそれに自信をなくすことはないと思っています。これは面白いぞと言えるものがある人はぜひ面接で言いに来てほしいです。