2020.05.19
この夏は、オンラインで日本の島に行こう! 島と人の縁をつくる「お茶の間 島留学」8月上旬に実施
400島余りある日本全国の島の参加募集を5月19日から開始
移住・関係人口促進のためのマッチングサービス『SMOUT』を展開する株式会社カヤックLiving(以下、当社)は、国内の有人離島地域に特化した情報発信と地域づくりを行うNPO法人離島経済新聞社(以下、離島経済新聞社)と協働し、「島に興味がある人」と離島地域をオンライン上でつなぐ「お茶の間 島留学」を8月上旬から実施する予定です。それに伴い、日本全国に400島余りある有人離島の参加募集を本日開始いたしました。
企画背景:新型コロナウイルスにより、島と人をつなぐ重要なイベントや説明会が中止・未定に
新型コロナウイルス(以下、コロナ)対策による緊急事態宣言が39県で解除され(5月19日現在)、徐々に地域外への人の流れが増えていく一方で、医療環境が脆弱な離島地域への移動は、万が一、感染が広がった場合の影響が大きいことから引き続き自粛ムードが続くと予想されます。
例年であれば、夏休みは離島地域が1年で最もにぎわうシーズンであり、夏休み前後には「移住・定住」「離島留学」「産品」「観光・PR」等のイベントや説明会等が多数開催されています。しかし、今年はそのほとんどが中止や未定となっています。
人口減少や産業衰退が続く離島地域にとって、島と人がつながる機会が失われることは、非常に厳しい事態です。そこで、感染症のリスクがなくなった時に離島地域に人のにぎわいが増えるよう、当社と離島経済新聞社はこうした状況下でも島と人がつながる機会を提供し続けたいと考え「お茶の間 島留学」を企画いたしました。本企画は、当社が提供する移住・関係人口促進のためマッチングサービス『SMOUT』と離島経済新聞社が提供する有人離島専門メディア『ritokei』にて、「島に興味がある人」と島地域をオンライン上でつなぎ、両者の交流を促します。「島に興味がある人」と島との交流をオンラインで続けることで、「産品」のオンライン販売促進や、コロナ終息後に島を訪れる関係人口の創出、そして「移住・定住」「離島留学」等につながるきっかけとなることを目指します。
トカラ列島の宝島/鹿児島県十島村の写真
オンライン上で島と人の縁をつくる「お茶の間 島留学」とは?
『SMOUT』は、地域に移住したい、関わりたいという人が自分のプロフィールを入れて登録すると、地域が自分たちの求人や目的に合わせてスカウトできるマッチングサービスです。2018年6月にスタートし、関東首都圏在住者の20代〜30代を中心に、現在約1万4千人がユーザー登録しています。この地域関心層のユーザーをもつ『SMOUT』内にて「お茶の間 島留学」の特設ページを開設し、島の魅力を伝える「動画」の生配信や、ユーザーと島の人が対話できるオンラインイベントなどを実施する予定です。
「お茶の間 島留学」プログラム予定
1. 島の魅力を「動画」で生配信
島に住む方と、『SMOUT』ユーザーの特徴に詳しいカヤックLiving、島の初心者に対して中立的な立場から島を説明できる離島経済新聞社の担当者の3者が登場し、島の魅力を「動画」と共に語ります。生配信後も掲載期間中はいつでも動画を視聴することが可能です。
動画は、これまで「オンライン移住ツアー」などで実績のあるSMOUT担当者が、島の担当者と事前に打ち合わせを行い、島がPRしたい食や自然や人などにフォーカスした動画の企画をお手伝いします。
過去にSMOUTが行った岐阜県飛騨市での「オンライン移住ツアー」の様子。ZOOMやFacebookライブなどを活用し生配信いたしました。
参照プレスリリース
2. 島の人と自宅から直接会話できる
対象の島の自治体職員や担当者は島にいながら、参加者は自宅にいながら、双方向の対話を行うことで、島と人の縁がつながるきっかけが創出できます。
プログラムは、島のお母さんを講師に迎えた島の料理教室で「移住・定住」「産品」を訴求したり、島の先生や離島留学生が「離島留学」の内容を伝える説明会を開催したり、PRしたいテーマに応じた開催が可能です。
3. 地域に興味がある人と交流できるページを開設
『SMOUT』ユーザーが島と直接の関わりを持つきっかけとなるよう、各島ごとのページを開設します。島の担当者は、自分の島のページを訪れたユーザーとオンライン上で直接交流が可能です。
4. 地域に興味のある人を直接スカウト
「島へ移住したい」「島で働きたい」「島で子どもを育てたい」と考えるユーザーを『SMOUT』上で募集することができ、募集に反応したユーザーをスカウト(直接連絡)することができます。
「お茶の間 島留学」に参加いただける離島の募集を本日より開始
「お茶の間 島留学」では、『SMOUT』上の特設ページの他、離島経済新聞社が発行する有人離島専門メディア『ritokei(リトケイ)』に広告スペースを設け、「島の関係人口」である読者に情報を届けます。また、離島地域と連携した豊富な地域づくり経験をもとに、イベント開催や情報づくりのサポート、事業報告書の作成・納品を離島経済新聞社が行います。
【募集要項】
対象:有人島のある市町村自治体
実施期間:2020年8月上旬〜3ヶ月
申込締切:7月3日(金)
お問い合わせ:カヤックLiving SMOUT担当 support@smout.jp
【NPO法人離島経済新聞社について】
「つくろう、島の未来」をコンセプトに、有人離島地域の情報収集・発信を行うメディア事業と、島々と協働で行う地域づくり事業を柱に活動するNPO法人。離島経済新聞社が発行する有人離島専門メディア『ritokei(リトケイ)』では、「島を知る」「島の未来づくりのヒントになる」情報をセレクトして配信。島にお住まいの方はもちろん、島ファンや、島に住んでみたい人、出身者など、「島の関係人口」にあたる人々が読者です。
【カヤックLivingについて】
「暮らしをつくろう」をビジョンとし、インターネット事業を展開する面白法人カヤックの子会社。2018年6月には移住スカウトサービス「SMOUT」を開始。暮らしの選択肢のひとつとして、地域に関わる暮らしを提案しています。SMOUTでは、いま話題の地域や移住促進に積極的な地域が参加し、自分たちの地域が求める人や地域の活動をプロジェクトとして掲載し、相性の良さそうな人材をスカウトすることができます。地域に関わりたい人、地域の仕事を探している人は、SMOUTにプロフィールを登録しておくと、マッチする情報やスカウトが届くサービスです。2019年12月10日現在、日本国内約270市区町村、海外7都市が参加、募集プロジェクトの数は700を超えています。
【カヤックLiving概要】
会社名:株式会社カヤックLiving
所在地:神奈川県鎌倉市御成町11番8号
代表取締役:松原佳代、中島みき、土屋有
設立:2017年9月1日
事業内容:Webを活用した住まいと地域に関する面白クリエイティブ事業
サービス:SuMiKa https://sumika.me 、SMOUT https://smout.jp
URL:https://www.kayac-living.com