2021.05.28
新卒でプロデューサーに。「変化を面白がりながら乗っかってきた」ユニークな道のり
手がける『ハイパーカジュアルゲーム』が次々とグローバルヒット。業界でも注目されるハイカジチームのプロデューサーであり、さらには地方創生事業も担当する村上さん。入社3年にして多彩なキャリアはどうやって築かれたのか、カヤックで働く上で大切にしていることは何か聞いてみました!
村上 雅哉
1994年生まれ、2019年入社。ゲーム事業部 企画部/プロデューサー
必殺技:我が道をゆく
研究の日々から方向転換「いろいろな景色が見たい!」
ーー村上さんは、どんな学生でしたか。
専門は情報系でプログラミングなどを学び、情報ネットワークに関する研究で博士号を取りました。技術職や研究職に進むのが一般的なんですが、飽き性なところがあって。黙々と手を動かして実装するものづくりが自分にフィットしているか、改めて見つめなおしたんです。
最終的には、多領域で興味関心を活かせる企画職を目指すことにしました。大きな方向転換でしたね。
ーーカヤックをどのようにして知りましたか。また、カヤックを選んだ理由は?
自分はどういう業界に興味があるかな、と考えた時に、やっぱり研究領域を選ぶきっかけでもあったインターネットが好きで、そこには関わっていきたかった。IT系で「面白い会社」「ユニークな会社」と検索すると、カヤックが上位に出てきたんです。初めてWEBサイトを見たときは「“面白法人”って、なんだ?」って驚きましたけど、笑。
カヤックは企画開発やコンテンツ制作から、ゲーム、地方創生まで幅広い事業を扱っているのが魅力的でした。カルチャーの部分でも、「何をするかより、誰とするか」といった理念や、あえて鎌倉で働くスタンスなど、異色な社風に惹かれました。
ーー村上さんの強みや特徴は、どんなところだと思いますか。
「我が道をゆく」ところ。固定観念にとらわれず、周りの人があまりやらないような歩みかたをしているのは自分の特徴です。例えば、高校時代から計画して大学の学部を飛び級し、大学院に進学しました。カヤックにも、博士号の取得前に1年フライングで入社しています。
ただ、独自の道を歩むけれど、リサーチや計画はきっちりします。人生の石橋はたたきまくって渡るタイプです。
ーーカヤックに対して、どのような期待を持っていましたか。
成長のチャンスがたくさんありそう、というイメージ。元カヤックの人からも、若手でも仕事を任せてもらえる会社だと聞きました。事業範囲が広くてグループ会社が多く、人事異動も盛んなので、「いろいろな景色を見られるだろう」という期待がありました。
あと、僕は横の人がどうしてるか見ながら物事を進めるタイプなんです。思いのままに突き抜けている人や、アーティスティックで作家性を発揮する人に憧れていた。カヤックには、自分にないものを持っている人がたくさんいそうで、そんな出会いも楽しみの一つでした。
入社3年、大活躍の背景には「面白がる力」と「主体性」
ーー実際に入社してみて、どう感じましたか。
大きなイメージギャップはありませんでしたね、いい選択ができたなぁと思っています。
ただ、入社早々に出向したり、ゲームの仕事と地方創生の仕事をまたいで働くのは、いい意味で予想以上の変化だったかもしれません。
ーーユニークなキャリアパスですね。どんなお仕事をしてきたか、具体的に教えてください。
入社後、アシスタントプロデューサーとしてゲーム事業部に配属されました。9ヶ月くらい経ったところで先輩に声をかけられて、ECサイトのベンチャー企業に3ヶ月間出向したんです。そこでは、オペレーションフローや基盤システムの可視化、データ分析・活用のディレクションなどをお手伝いしました。
カヤックに戻った後、『ハイパーカジュアルゲーム』の開発運用チームに入りました。僕はプロデューサーとして、主にゲームの事業計画やマーケティング、開発運用のディレクションなどを担当しています。
さらに、ちいき資本主義事業部のプロジェクトにも声をかけてもらいました。カヤックが神奈川県から受託している、起業家支援拠点『HATSU鎌倉』の運営にも携わっています。担当は、事業計画や予算計画策定、KPIの設定などのマネジメントです。
ーーなかなか無い働きかたですね。「いろいろな景色を見る」メリットはあっても、幅広い事業や業務をこなすのは大変なのでは?
新卒の自分にできるかな、という不安はありました。でも、こんな機会はないと思って乗っかりました。全く違う領域の業務を短期間で体験できているのは、むしろおいしいと思っているくらい。
ーー2019年度の『新人賞』を受賞したのも、早々にプロデューサー職に抜擢されたのも、そういったスタンスのおかげなんでしょうか。
複数の事業部のプロジェクトやチームに関わらせてもらっているのは、同期の中でもあまりいなかったので、そこを評価してもらえたようです。声をかけてもらえたタイミングや、運も大きかったですね。プロジェクトを重ねる中で、アシスタントプロデューサーからプロデューサーへと役割が変わっていきました。
「なんでも面白がる」ことと「主体性」が、会社とのカルチャーマッチに繋がっていると改めて感じています。
ーー仕事のやりがいは、どんなところにありますか。
『ハイパーカジュアルゲーム』の市場は移り変わりも激しいので、前例が無いことにチャレンジし続けています。これまで通りのことをやっていてもダメで、常に自分たちで仮説を持って、実験していくんです。
ハイカジチームは10人ほどの少人数なので、プロデューサーといっても、ゲームの企画を考えることから、プロモーション動画の作成やSNS上の広告運用やデータ分析まで、業務は幅広い。本当に「主体性がないとできないな」と思っています。客観的に見ると難しいことなんですけれど、このチームは、そういった環境を楽しみながら働けるメンバーが集まってくれている。
自由度が高いからこそ、大切にしていることとは......
ーー仕事のモットーや、大切にしていることはありますか。
あえて、新しい一歩を意識的に踏み出していくことです。
人間は誰しも、慣れ親しんだことを続けてしまいがちですよね。どういうリスクがあるのか先行きが見えないと、自分が安心して快適にいられるゾーンから出にくい。あえて踏み出すことは、仕事だけじゃなく人生でも大切にしています。新しい世界に触れることは自分にとっての喜びでもあるので、こういう性格でラッキーだったな、とも思います。
ーー最後に、カヤックに興味がある人へメッセージをお願いします。
最初から、スキル的な要素は必須ではないと思います。それより重要なのは、面白がれる力ですね。変化にのまれるのではなく、変化に乗っかれる力。さらに言うと、楽しみながら自分で変化を作れること。そう思うと、主体性がないと難しい環境かもしれませんね。
カヤックでは、事業や社内制度の提案も自由にどんどんできるんです。変化を自分から巻き起こすマインドを持っている人にとっては、若手でも活躍する道やフィールドは広いですよ。
取材・文 二木薫
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