八尾市とカヤック、大阪信用金庫の3者による 「産業振興に関する連携協定」を締結 | 面白法人カヤック

Services

2022.06.08

八尾市とカヤック、大阪信用金庫の3者による 「産業振興に関する連携協定」を締結

Services

プレスリリース報道関係社各位

コミュニティ通貨「まちのコイン」を活用し、コミュニティ参画の見える化による新たな価値創造を目指す

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、東証マザーズ:3904)は、大阪府八尾市(市長:大松桂右)、大阪信用金庫(理事⻑:髙井嘉津義)と、八尾市の持続的な発展に向けて、連携協定を本日締結したことをお知らせいたします。
本協定は、八尾市の産業振興の発展、事業承継、創業支援、商店街活性化など地域産業の根本的な課題解決などを目的とした、八尾市と大阪信用金庫、そしてカヤックの3者による連携協定です。本日、八尾市内で八尾市の大松桂右市長と大阪信用金庫の髙井嘉津義理事長、オンラインでカヤック代表柳澤が出席し、調印式を行いました。

■ 背景と目的

八尾市は、多くの製造業が集積する国内有数の“ものづくりのまち”です。約3000もの中小企業が集積し、雇用やまちのにぎわいを創りだしてきました。一方で、近年は事業所数の減少や事業承継の問題があります。そのため、製造業に関わる就業者数も減少し続けています。平成27(2015)年の産業⼤分類別での就業者数の構成比は、サービス業などを含む第3次産業の割合が63.9%と平成7(1995)と比較して6.7ポイント増加したのに対して、製造業などの第2次産業は28.1%と12.3ポイント減少しました。
この問題解決に向けた取り組みとして、新規事業展開を支援するにあたり、地域住民や地域内外との繋がりづくりを強化し、新たな企業価値を発見したい狙いがあります。
そこで、人と人とのつながりを可視化できるカヤックが企画開発したコミュニティ通貨(地域電子通貨)「まちのコイン」を導入し、事業者と地域住民のコミュニティづくり、事業者同士の横のつながり、市外の関係人口の創出を強化することで、自社の価値の再発見や新しい事業へのヒントとなる価値創造、商店街活性化など地域産業の根本的な課題解決に繋げていくことを目指します。

図 . 産業⼤分類別での就業者数の構成⽐の推移

八尾市 大松桂右市長のコメント

このたび、㈱カヤック様と大阪信用金庫様のお力をお借りして、人と人をつなぐ新しいツール・八尾市版「まちのコイン」の実証実験を行うこととなりました。
金融機関にも参画いただき、三者協定を締結するのは、全国初の試みです。
八尾市の市民、事業所の皆さんはもとより、八尾市にお越しになられる皆さんの新たな出会いやつながりを創出し、にぎわいや発展につなげるとともに、コロナ禍で弱くなった絆を強く再生するトップランナーを目指してまいります。

■ 本協定の主な内容

・産業振興(新たな価値創造)
・官民連携の強化(行政だけでは弱いところを補うパートナーづくり)
・事業者と地域住民のコミュニティづくり
・つながり強化とコンテンツづくりの仕組化により、事業承継、創業支援、商店街活性化など地域産業の根本的な課題解決

■ 具体的な取り組み

カヤックでは、昨年10月から本年3月まで株式会社みせるばやお(以下、みせるばやお)と協業し、八尾市に「まちのコイン」を導入する実証実験を実施しました。本協定では、八尾市と大阪信用金庫の協力を得て第2次産業に加え第3次産業にも広げ、まち全体をフィールドとし、スポットの開拓及び地域内外の方が気軽に交流できる体験の提供を目指します。具体的には、地域のお祭りや商業の活性化のためのイベントなどに「まちのコイン」を活用する予定です。

<連携イメージ>

<「まちのコイン」体験一例>

・あげる体験(貯まったコインを使う体験)
大阪糖菓 「自社オリジナルキャラクターシュガラブちゃんに呪文を唱えてもらえる」
カネエム工業「ハトメ打ちのワークショップができる」
みせるばやお「廃材などをもらえる」
香留壇「コインを使ったら給水できる」

・もらう体験(コインを貯めるための体験)
インスト「SNSフォローしてくれたらコインをプレゼント」
ヤオオタイヤマーケット「イベントに参加してくれたらコインをプレゼント」
Kissazeroichi「マイボトル持参でコインをプレゼント」
各スポット「来店したらコインをプレゼント」

■「八尾らしさ」という意味を込めて通貨名は「やおやお」に、 テーマは「Be Makers! "つくる"が楽しくなるまち」

「まちのコイン」では各地域でテーマを設定し、そのテーマに基づいた体験をコミュニティ通貨で利用したり、獲得したりできます。八尾市のテーマは、「Be Makers! "つくる"が楽しくなるまち」。かつては労働集約型だったものづくり企業も、現在は新しいアイデアとものづくりの技術が融合し、よりクリエイティブなまちへ発展を遂げています。そんなクリエイティブな「つくる人」をもっと増やし、ものづくりを自由に楽しんで欲しいという思いを込めました。また、通貨名の「やおやお」は、八尾のものづくりで溢れている様子や、現在もクリエイティブな産業を生み出す八尾らしさという意味が込められています。

■八尾市「まちのコイン(やおやお)」実証実験概要

実証実験時期 2022年6月8日(水)〜 2023年3月31日(金)
利用場所 八尾市域内(スポット数:30 *5月30日現在 )
利用方法 コミュニティ通貨「まちのコイン」アプリを
AppStoreまたはGoogle Playからダウンロード、地域選択で「八尾市」を選択
通貨名 「やおやお」

関連ニュース

© KAYAC Inc. All Rights Reserved.