合計117のアイデアが集まる! ごみ減量・資源化のアイデアコンテスト 「鎌倉サーキュラーアワード」 結果発表! | 面白法人カヤック

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2024.10.10

合計117のアイデアが集まる! ごみ減量・資源化のアイデアコンテスト 「鎌倉サーキュラーアワード」 結果発表!

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市民部門はごみ削減を徹底探求した家族が金賞を受賞!スタートアップ部門は「ごみを運ばず、燃やさない移動式ごみ処理機」の株式会社JOYCLEが金賞に輝く

カヤックも実行委員会の一員としてお手伝いしている「鎌倉サーキュラーアワード」の結果発表と表彰式が、10月5日(土)に生涯学習センターで開催された「第2回循環創造学シンポジウム」内で行われました。
本アワードは、市民、事業者、起業家を対象に、3つの部門でごみ削減・資源化に関するアイデアや取り組みを披露し、持続可能な資源循環を促進することを目的としています。第一回目となる今年は、3部門合わせて117件ものアイデアが寄せられ、ごみ削減への関心の高さがうかがえました。
入賞したアイデアは、今後、鎌倉サーキュラーアワード実行委員会と鎌倉市が協働し、実証実験など、具体的な取り組みへの支援をする予定です。また、同委員会が運営するnoteでアイデアを公開し、さらなるごみ削減・資源化への意識を高めていきます。

◾️ 受賞者および受賞アイデア

スタートアップ部門(応募数 25件)

金賞
企業名:株式会社JOYCLE
事業内容:
大量のごみを遠くまで運ばず、燃やさず資源化でき、かつ低コストで実現できる移動可能な小型アップサイクルプラント。また、温室効果ガス削減効果やプラント稼働情報を可視化し、オペレーションの効率化・コストカット効果の把握・安全性担保に貢献。

株式会社JOYCLE代表 小柳様コメント

この度は大変に素敵な賞を頂きまして、誠にありがとうございます。
環境やサーキュラーエコノミーの意識が非常に高い鎌倉市様からこのような賞を頂けたことを大変光栄に思っております。これを機に鎌倉市様・カヤック様とも是非連携を強化させて頂き、ごみを運ばず、燃やさず、資源化できる新しいインフラを、鎌倉から具体的な社会実装を通じて世界に発信していければと思っております。
本アワードを出発点として、資源と喜びが循環する社会を目指し、ご一緒させて頂けることを大変ワクワクしております。何卒どうぞ、これから末永くよろしくお願いいたします。

銀賞
氏名:八神 実優さん(起業前)
事業内容:
100%生分解性の素材で幼児用のオムツを創り、使用済みのオムツを堆肥化して、畑や花壇の土として利用する循環を目指す。生分解性の高吸水性ポリマーを開発された大阪大学の教授と共同でオムツを開発中。

銅賞
企業名:buoy合同会社
事業内容:
海岸漂着プラスチックごみのアップサイクル商品buoy。従来はほぼ100%埋め立てもしくは焼却廃棄されていたプラスチックごみを分別することなく一体で商品に成形する技術(特許取得済み)を保有。

ファイナリスト

at FOREST株式会社
株式会社ACT AS SECOND
株式会社EcoLooopers
株式会社ナオセル
幸海ヒーローズ

◾️市民部門(応募数 61件)

金賞
受賞者名:たけみちブラザーズとその家族
応募アイデア:我が家のごみだったものが救世主に。なんだって変身する「布」が大活躍!
家族全員で、家庭から出ているごみの種類や削減について話し合い、日常的に使い捨てているティッシュや紙類に注目。これまで捨てていた古着や布に置き換えることで、ごみを削減するアイデア。

受賞者コメント

私たちは「スポーツゴミ拾い」「ビーチクリーン」など家族イベントの延長で清掃活動には積極的に参加してきましたが、「家庭内のゴミを減らす」ことには取り組んだことがありませんでした。まず食卓で我が家にはどんなゴミがどの場所でたくさん出るのかについて話し合い、自分たちが捨てるゴミへの意識にスイッチが入りました。そこで生活で使う頻度の多かったティッシュや紙類を、切った布を置いて代用することを少しずつ習慣にしました。紙類は木でできていることや、ゴミになったものが焼却場でどのように処分されてしまうのかなどを調べたことも実行への動機づけになりました。どの家庭でも出るゴミ「紙類」と「布類」をうまく活用すれば掃除の質も上がるので、ぜひ皆さんの家庭でもやってみて欲しいです!

銀賞
受賞者名:エコヒーロー
応募アイデア:家庭用コンポスト&管理デバイス「みえるん」
竹材の利活用を考える中で、家庭用のコンポストに着目。コンポストの土の湿度や温度の様子を可視化する管理デバイス「みえるん」を開発。コンポストへの愛着を醸成し、簡単に、楽しく、続続できることを目指す。

銅賞
受賞者名:宮澤 彩瑛さん
応募アイデア:よう虫といっしょに家庭のごみを減らそう
幼虫に生ごみを食べてもらい分解し、減量。さらにその幼虫を魚に食べてもらう、分解した土は肥料にするなど、家庭内の資源循環を実現。現在、実施している中での課題に対するアイデアも提案。

マシンガンズ滝沢賞(特別賞)
受賞者名:原 由美子さん
応募アイデア:もらって嬉しい緩衝材
緩衝材を送る相手に合わせて、食べ物やお菓子、本などもらって嬉しい緩衝材を選ぶことで、「嬉しいごみ」にするというアイデア。

特別賞

石田 空さん
井上 健志さん
臼田 宗太郎さん
河野 千種さん
小林 寿夫さん
近藤 好環さん

奨励賞(ファイナリスト)

横浜国立大学附属鎌倉小学校4-1
鎌倉エシカルラボ
原澤 幸希さん
umidoriフレンドシップチャレンジ

事業部門 応募数 31件

認定事業者名(敬称略、五十音順)

あさお慶一郎事務所
井上蒲鉾店
いろは茶屋
えしかる屋
江ノ島電鉄株式会社
大船HONEY BEE
大船夜市実行委員会
御成カプセル
株式会社鎌倉彫弍陽堂
株式会社カマン
鎌倉観光いちご園
鎌倉ビール醸造株式会社
コバカバ
米町マフィンズ
湘南信用金庫
湘南モノレール株式会社
惣Common
CHABAKKA TEA PARKS
豊島屋 本店
豊島屋洋菓子舗 置石
豊島屋 鎌倉駅前 扉店
ドルチェヴィータ
ナカムラ生花
認定NPO法人鎌倉てらこや
ビストロ オランジュ
fullout BeachHouse
まちの社員食堂
まちの保育園

期待賞

株式会社ブライトアーチ

奨励賞

株式会社public and co

◾️実行委員長のコメント

田中浩也氏

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授、COI-NEXT慶應鎌倉拠点 プロジェクトリーダー

全国初となる、市民部門、事業者部門、スタートアップ部門の、3部門同時開催のサーキュラーアワードとなりました。3つの部門を実施したことで、それぞれの役割からの取り組みが明らかとなり、さらにお互いを知り、今後連携できる部分がたくさん見つかったと思います。また、鎌倉のみならず、環相模湾をはじめとした全国から募集をいただいたことも大きな一歩となりました。この取り組みは、「循環者になるまち」をつくることが真の目的です。表彰だけで終わらせることなく、今後もさまざまなイベントやニュース発信を続けていく予定です。ぜひこれからの展開にもご注目ください。

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