2020.08.25
【日本初】福岡県八女市とカヤックが協働し 地域通貨が利用できるコミュニティライブラリー併設の 「つながるバス停」10月11日オープン
~ 地域の持続的な振興を促進し関係人口を創出、過疎脱却を目指す ~
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、 代表取締役CEO:柳澤大輔、 東証マザーズ:3904)は、 福岡県八女市の「関係人口創出事業」を受託し、 人と人、 人と地域のつながりを増やす取り組みとして、 西鉄バス福島停留所にコミュニティライブラリーを併設した「つながるバス停」の企画および運営計画策定と、 同市にコミュニティ通貨(地域通貨)サービス「まちのコイン」の導入を進めていることをお知らせいたします。 両施策ともに、 10月11日(日)の開始を予定しています。
本事業は、 八女市が抱える人口減少や山間部の過疎問題解決のために、 地域コミュニティの持続的な賑わいや地域や地域の人と多様に関わる「関係人口」を増やす取り組みが必要と考え企画されました。 本事業に当社のコミュニティライブラリーとカフェ機能を持った拠点「つながるバス停」の企画および、 人と人とを仲良くするコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」の活用が採択されました。 「まちのコイン」は、 2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択され、 現在同県小田原市で導入されております。 市町村単独での事業としては八女市が日本で初の導入となります。 また、 「まちのコイン」は「つながるバス停」内のカフェスペースでの飲食などに利用でき、 コミュニティ通貨が利用できるコミュニティライブラリー併設のバス停は、 日本初の事例となります。
人と人をつなげ、 地域の魅力ある人を発信する拠点「つながるバス停」
鎌倉に本社を置く当社では、 鎌倉で働く人のための「まちの社員食堂」や「まちの保育園」、 起業支援拠点「HATSU鎌倉」など、 地域コミュニティを活性する拠点づくりを行ってきました。 その経験から、 八女市の人口減少や過疎という社会課題の解決策として、 地域の良好なコミュニティ形成や地域産業の発展に寄与する、 人と人、 人と地域をつなげる拠点としてコミュニティライブラリー併設の「つながるバス停」を提案いたしました。 近隣の中学生、 高校生などが利用する西鉄バス福島停留所に、 誰でも利用できる本棚とカフェ機能を持ったバス停を設置いたします。 地域の魅力ある人とその人がオススメする本を月替わりで紹介し、 利用者同士が「本」をきっかけにつながり、 八女の魅力を再発見する場所になればと考えています。
「つながるバス停」の特徴
1. 誰でも利用できるコミュニティライブラリー
バスの待ち時間に、 本を読むことができる本棚を設置。 中学生から大人までが読める小説や趣味の本を中心に置く予定です。
2. 八女茶を飲めるカフェスペース
福岡県立八女農業高等学校の学生が、 減農薬にこだわり栽培し、 製造までを一貫して行った一番茶をコミュニティ通貨「まちのコイン」で飲むことができます。
3. 地域の魅力ある「八女人」を紹介するコーナー
毎月、 八女の顔となる人を「八女人」として選定し、 その人が薦める本を1冊紹介するコーナーを設けます。 お薦めの理由やその人の自己紹介をパネルで紹介し、 地域の魅力ある人を発信していきます。
4. 八女杉を使用した本棚や建物
古いバス停を取り壊した跡地に建てるため、 奥行きが限られているものの、 天井高は4メートル以上を超え、 開放感のある建物になります。 構造躯体の柱や内装におけるキッチンカウンター、 本棚などの造作家具には、 地域材の「八女杉」を使用します。
「つながるバス停」の概要
場所:福岡県八女市本村379
開所日:10月11日(日)12時30分~
営業時間:10時00分~19時00分(平日)、10時00分~15時00分(土日祝日)
閉館日:12月29日~1月3日
店舗面積:30平方メートル
階数:地上1階
地域活性を目指すコミュニティ通貨「まちのコイン」
「まちのコイン」は、 使えば使うほど、 人と人が仲良くなるコミュニティ通貨(地域通貨)サービスです。 本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。
八女市では、 地域資源である自然や歴史、 伝統文化を後世につなぐ活動に対しての動機付けとして「まちのコイン」を活用し、 地域内外の人が能動的に関わり、 関係人口の創出や拡大に寄与することを目的にしています。 9月14日(月)からApp StoreおよびGoogle Playで「まちのコイン」アプリのダウンロードが可能となり、 10月11日(日)に「もらう」「つかう」の本格的な利用が開始されます。