課題解決こそが面白い!デザイナーの枠を超えた挑戦 | 面白法人カヤック

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2023.08.15

課題解決こそが面白い!デザイナーの枠を超えた挑戦

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カヤックの面白プロデュース事業部でデザイナーとして活躍する原元さん。カヤックに入る前は、家具メーカー、グラフィック制作会社、動物園などで働いていたというユニークな経歴を持つ彼に、どうしてカヤックに入社したのか?異業種での経験をどのように活かしているのか?仕事をする上でどんなこだわりをもっているのか?など、話を聞きました!

原元 光章

1983年生まれ、2018年カヤック入社
面白プロデュース事業部/デザイナー

座右の銘:命を賭けて仕事して、命を削って遊ぶ
必殺技:イラスト、キャラクターデザイン

デザイナーのスキルセットを広げるために転職

― 前職まではどんなことをしていましたか?

大学では工業デザインを学んでいたので、最初は家具メーカーのプロダクトデザイナーとして家具のデザインをしていました。でもプロダクトデザインだけやっていても、デザイナーとしてのスキルセットが満たされない気がしたんです。そこで大学院へ入ってグラフィックデザインを学ぶことにしました。その後はグラフィックデザインの制作会社でデザイナーとして働くようになりました。

さらにその会社の仕事でご一緒した動物園の方のご厚意で、制作会社の退職後、そのまま動物園でデザイナーとして働くことになり、ポスターのデザインや子ども向けのワークショップのイラストなどを制作していました。

― 色々なことを経験されているんですね!なぜカヤックに入ろうと思ったんですか?

最初に転職した時と動機は同じです。デザイナーとしてのスキルセットを広げるために、次はWebやデジタルのデザインをやってみたいと思ったんです。

カヤックのことは、代表のやなさん(柳澤大輔)の本や、佐藤ねじさんの作品を通じて知っていました。ここなら面白く働けそうだなと思い応募しました。

カヤックでのサバイバルを生き抜くために、前職での経験が活きたこと

― 実際に入社してどうでしたか?ギャップを感じたことがあれば教えてください。

あまりギャップは感じませんでした。入社前に社員の話を聞く機会があり「カヤックで働くことはサバイバルだ」と言われたんです。厳しく切磋琢磨する環境なんだと思って入ってきたのですが、だいたいイメージ通りでした。

― サバイバル…ということは、入社後は大変な日々が待っていましたか?

いえ、そんなことはないですよ(笑)。自分の場合は入社直後に関わったプロジェクトで前職までの経験を活かすことができたのでラッキーでした。『御成おえかき氷』ではポスターイラストやロゴデザインを担当しましたが、これは前職での担当領域に近かったのですぐに活躍できた実感があります。

▲鎌倉のイベント「みずたまてん」や「ぼんぼり祭り」に合わせたカヤックの出し物。「まちの社員食堂」でオリジナルのかわいいかき氷をつくることができる。

また『ららぽーと クリスマスカードメーカー』ではプロダクトデザインで培った力を発揮できました。ららぽーとに展示されるフォトスポットを制作したのですが、図面を見ながら施工業者の人と喋ったり、1/1スケールでモックアップ(試作品)を作成して、本当にコンテンツとして成立するのか検証したりしました。

▲ららぽーとで開催したクリスマスキャンペーンの一環としてフォトスポットを制作した。

― 色々な経験が活かせるんですね。逆に入社して、初めて経験することはありましたか?

WebのUI/UXの設計やデザインですね。全く未経験からのスタートでしたが、周囲のサポートもあり徐々にスキルを身につけることができました。あとはR&D(新技術や新しいサービスの研究開発)のプロジェクトに参加したのも初めてです。こういった領域では単にデザイナーとして指示されたものをつくるだけでは成立せず、ディレクターと一緒にプロジェクト全体に考えをめぐらすことが求められます。カヤックの中でも貴重な機会に関わることができてありがたいです。

クライアントを驚かせるための、こだわりとは?

― 最近はプロジェクトの中で、どんな役割を担っていますか?

ディレクションの経験を積みたいと思っているので、デザイナーではなくディレクターとして案件に関わる機会を増やしています。カヤックでは希望すればキャリアチェンジのチャンスが得られるのでありがたいです。

そもそも自分はデザインが上手じゃないと思っているんです。キャリアを考えた時に、デザイナーとしての道を極めることが最良の選択ではないと感じています。

自分のモチベーションは誰かが困っていることに対して、解決策を考えることにあります。新しいものをつくったりデザインが必要な時は、往々にして誰かが何かに困っている時です。それを「良くしよう!」とか「オレが変えてやるんだ!」という気持ちがあると面白がってその問題に取り組むことができます。

そうやって考えたことを提案すると、クライアントが驚いたり喜んだりしてくれるんです。その瞬間にとてもやりがいを感じます。だからディレクターに挑戦しようと思いました。

― 仕事をする上でのこだわりはありますか?

一番こだわっているのは、期待以上のアウトプットをすることです。やはり相談してくれた人を驚かせたい、喜んでほしいという気持ちが強いんですよね。

自分が本当に面白いと思っていることじゃないと期待値を超えることはできません。だからどんなプロジェクトでも自分が面白いと思うこと、楽しいと感じることを探して見つけるようにしています。まあカヤックに来る相談は、わざわざ探さなくても面白い部分がありますけどね(笑)。

▲原元が関わった制作実績の一部。ロゴやキャラクターからプロダクトデザインまで幅広いプロジェクトに関わっている。

― 一番、面白かったプロジェクトを教えてください。

ASICS STEPNOTE』です。カヤックに入社後、初めてディレクターとして関わったプロジェクトです。「子どものあしの計測って忘れがちだし、めんどう…」とか、「気づかないうちに靴のサイズがあわなくなってる…」という親御さんのお困りごとに対して、お子さんと一緒に楽しみながら足を計測できるアプリのUIUX制作やコンテンツなどを企画して提案しました。

フットウェアをつくっているアシックスさんにとって、成長するお子さんの足のサイズ計測が大切であるということは常識です。だからアシックスさんはユーザーにもその重要性を知ってもらい、足を計測をしてほしいと考えていました。でも僕たちはそれが一般的ではないと考えたんです。身長や体重を測るのとは違って身近な行為ではないから、足を測ってもらうことはハードルが高いなと感じていました。

そこで「アシックスの常識は、まだ世の中の常識ではないかも知れません」というプレゼンテーションをして、どうやったらお子さんが楽しく足を測ることができるかというアイデアを提案しました。少し尖ったメッセージでしたが、アシックスさんはしっかりと受け止めてくださいました。

制作中はアシックスさんと何度もワークショップを重ねながら丁寧にUX/UIの設計を行ったことで、良いサービスに仕上がったと感じています。その結果、ASICS STEPNOTEはiF DESIGN AWARD Goldなどいくつもの賞をいただきました。この経験はディレクターとしての自信につながりました。

▲ASICS STEPNOTEは、あしの大きさを遊ぶように楽しく記録することで、適切な靴のサイズを、適切なタイミングでお知らせする、ちょっとおせっかいな成長予測ツール。原元はサービス内に登場するキャラクターのデザインも担当している。

挑戦し続ける。飽きが来ないエキサイティングな会社

― 原元さんは鎌倉にお住まいですが、お気に入りのスポットはありますか?

ゴルフにハマっているので『七里ヶ浜ゴルフ場』によく行っています。ゴルフ場もいいんですが、そこにいくまでの道も好きなんです。腰越から七里ヶ浜にかけての海岸沿いを自転車やバイクで通るんですが、景色や空気感が最高ですね。いいところに住んでいるなとしみじみ感じます。実を言うとサーフィンをやりたくて海岸沿いに引っ越してきたんですが、ゴルフにハマりすぎてサーフィンは棚上げになっちゃってますね(笑)。

― 最後にカヤックに入りたいと思っている方へメッセージがあればどうぞ

カヤックには色々なプロジェクトがあるので、仕事においては飽きることがない会社だと思います。同じものをつくり続けて、やることが単調になることも少ないです。プロジェクトの幅が広いことで、自分の経験を活かせたり、逆に全く経験してこなかったことに挑戦できたりします。そういうものを求めている人にとってはエキサイティングな会社だと思います。

(取材・文 高田一史)

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