ジンベーニョが副業始めたってよ

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2024.09.09

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カヤック社員として沖縄に移住しFC琉球のSNS、ジンベーニョのマネージャーなどを担当している元芸人のしんぷる内藤と申します。

今回は8月からジンベーニョが開始した『DMMかりゆし水族館』の1ヶ月限定館長業務についてレポートします！

ジンベーニョとは

ジンベーニョとはサッカーJ3リーグに所属するFC琉球OKINAWAの公式マスコットです。
その愛くるしさを武器にファンから愛されており最近は生成AIを駆使してSNSを頑張ったりと精力的に活動しているマスコットなのです。

そんなジンベーニョがなぜ副業？

そんな可愛くて人気なジンベーニョがなぜ副業を始めたのでしょうか。
実はジンベーニョ、現在の年俸はパイナップル3つしかないのです。
そうです、月給ではなく年俸です。

毎シーズンホームゲームが約20試合、そのほかにもホームタウン活動やイベント時の出張など約1年通して働きっぱなしのジンベーニョがパイナップル3個でFC琉球と契約を結んでいるのです。

流石に本人も少ないと感じたのか7/31にはこんな投稿をしていました。

そりゃそうだ・・・

これにはサポーターからも賛同の嵐であり、「#ジンベーニョに出来高」というハッシュタグが生まれるほどとなった。
そんなパイナップル3個という報酬の少なさに気がついてしまったジンベーニョが、とある行動に出ました。

なんと別の会社から新しいオファーの声がかかり副業の面接に行ってきたのです。
本業を疎かにするのではないかという懸念も我々スタッフの間であったのですが、そこはサッカークラブのマスコット、うまく条件を交渉していたみたいです。

そうして2024年の8月1日に副業がスタートしたのでした。

手を挙げてくれたのは『DMMかりゆし水族館』

ジンベーニョに副業をオファーしてくださったのは沖縄県の豊見城市にある水族館『DMMかりゆし水族館』でした。

那覇空港からのアクセスも良く、光を使った演出などが非常に幻想的な観光客に人気のある水族館です。
僕も一度訪れたことがありますが、お魚だけではなく、ナマケモノやミーアキャットなどの哺乳類も間近で見ることができる五感で楽しめる水族館です。

そんなDMMかりゆし水族館がジンベーニョに『1ヶ月限定で水族館の館長に就任』という素晴らしい副業を提案してくださいました！

個人的に初回の副業としては、お魚の飼育員見習い体験などが良いのではないかと考えていましたがせっかくのオファーを逃すジンベーニョではありません。ちゃっかり館長就任イベントも開催することも約束していました。

初日のセレモニーは大盛況

そんな重責を背負ったジンベーニョが8月1日にDMMかりゆし水族館で館長就任イベントを開催しました。

ジンベーニョの他には本当の（?）館長と豊見城市長も来てくださり、ジンベーニョの館長就任を華々しくお祝いしていただきました。

その際に豊見城市の名産でもあるキーツマンゴー2個を市長からジンベーニョに贈呈。
1ヶ月で年俸の2/3でもある果物を獲得するジンベーニョの交渉力には目を見張るものがあります。

さらには館長就任を記念したポスターを3種類作成。
水族館のフォトスポットで撮影したものや得意のAIを活用したものまでバリエーション豊かなポスターを用意していました。

それから1ヶ月は館長業務を経験

いざ8月が始まると館長業務が盛りだくさん。土日は館内を歩き回りグリーティングを実施。夏休みということもあり観光に来られていた家族連れやカップルに囲まれてご満悦な館長。

しかし、ジンベーニョだけを見ても何のマスコットなのかがわからない来館者も多く、そんなお客さまにはジンベーニョ特製ステッカー、もしくは名刺を配布。

副業である館長業務をしつつもFC琉球のPRも忘れないというマスコットの鑑の立ち振る舞いを見せていました。

そして迎えた最終日

館内のグリーティングやSNSなど怒涛の館長業務を実行した1ヶ月ではありましたが、いよいよ迎えた最終日。
8/31が約1ヶ月ぶりのホームゲームであることから、その前日の8/30が最後のグリーティング。
最後の日もこれまでと変わらず、子ども達に囲まれて大人気のジンベーニョ。
1ヶ月間つけ続けた襷を現館長に外してもらい惜しまれつつも引退を報告。

この1ヶ月でFC琉球の知名度や水族館への来館者数、水族館に置かれていたジンベーニョグッズの売り上げなど多方面の広報活動に大きく貢献してくれました。