2021.01.06
#面白法人カヤック社長日記 No.822021年 面白法人カヤック社長が 抱負を募集します。
前回の社長日記では、2021年の抱負という記事を書きましたが。抱負といえば、以前、地元鎌倉の仲間としていた恒例の行事があります。
それは、年初に集まって、お互いの抱負を勝手に決めるということ。
たとえば、
「Aさんは、今年スカイダイビングにチャレンジすること」
「Bさんは、髪型をぼうずにすること」
というような感じです。
抱負というよりは、ちょっとしたチャレンジという言い方の方が正しいかもしれません。
これが意外と面白い。
なぜかというと、お互いの目標を自分以外の誰かがみんなで相談して勝手に決めるというところがポイントで。本人としてはびっくりな抱負がきます。その本人がしたことのなさそうなチャレンジでありながら、何となくチャレンジすることでその人が一皮剥けそうな絶妙なチャレンジを課すことが可能です。自分のことは自分で見えない、他人の方が意外とよく見えているものなのです。
そして、その課せられたチャレンジを1年かけて取り組み、1年後に集まって、昨年のチャレンジを達成したのか、しなかったのかを披露します。過去の実績上は、絶妙に難しい課題を課してくるので、だいたい半分ぐらいは達成しません。でも、必ずしも達成しなくても良いのです、その代わり、チャレンジの過程でどんな気づきがあったかをシェアすることも重要な要素としています。
たとえば、過去にあったチャレンジでいうと
「Sさんは、俳句のコンテストに応募して賞を取ること」
Sさんは、一応、俳句の集まりに出たり、公募ガイドという本を買って応募したものの、残念ながら入賞ならず。
ちなみに、年末の気づきは、
「季語が俳句は必要なので、季節の変わり目に敏感になりました」
こんな感じで。(たいした気づきではない・・・)
ちなみに、僕が過去に課されたチャレンジはいくつかありますが、達成したものをひとつ紹介すると、それは「滝行に行くこと。でも夏はだめで、真冬に行くこと」。
あの、テレビとかでよく出てくる滝行です。
ちなみに、近くで滝行に行けるところをネットで調べて行ったのですが、本当に寒かったです。なんでも、長く入っていると死ぬそうです。命の危険を感じるとはこのこと。幸い一緒に友人がついてきてくれて、道中は楽しい修行となりましたが、まさに苦行でした。人によってはスッキリするみたいですが。
そして、気づきとしてシェアしたのは、
「とにかく滝行は冷たい。あまりにも冷たいので、声をエイヤエイヤと出してないと息ができない」
(これまた薄い気づきですが・・・)
ちなみに、滝行については一緒に行った友人たちが毎年恒例にしようということで、次の年も行くことに。毎年やっていれば体が慣れて大丈夫だろうというかすかな期待もあったのですが、まったく慣れないのです。脂肪が少ないのと、さらに寒さがきつく感じるとのことで。もう少し太った方がいいのだろうと思います。
もう行きたくないです。
ということで、今回の記事のまとめに入ります。
つまるところ、
「自分ではなく、仲間に自分の抱負を考えてもらう」これはオススメですよ。ってことです。
意外と周りの人間はその人にとって必要な、でもそれでいて本人は気づかないようなチャレンジを教えてくれるものです。それに乗っかるのことで、本人だけでは絶対に経験しない世界に行けます。
考えてみれば、素晴らしい上司はその本人に対して適切な目標を与えることができます。そして本人の能力を引き上げてくれます。僕らカヤックの経営層でいえば、社外取締役を単なる監視役として捉えるのではなく、自分ではたどり着かないような計画を課してくれる人として捉えることもできます。(これを書きながら、そのようにできてないことに気づきました。よろしくお願いします。)
ちなみに、この社長日記でも何か、新しいチャレンジをしてみたいので、みなさんからアイデアを募集します。思いついた方は是非お待ちしております。
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