2025.04.28
ジンベーニョの人気、ついに県外まで広がる!?
皆さんこんにちは、カヤックの社員として沖縄に移住し、FC琉球のSNS運用やジンベーニョのマネージャーを担当している、元芸人のしんぷる内藤と申します。
今回はジンベーニョの人気が沖縄のみならず県外にまで波及し始めている件についてまとめたいと思います。
ジンベーニョとは?
ジンベーニョは、サッカーJ3リーグに所属するFC琉球 OKINAWAの公式マスコットです。愛らしいビジュアルを武器に、2024年は露出機会を大幅に拡大。X(旧Twitter)のフォロワー数は、4,000人から21,000人へと飛躍的に増加しました。
また、クラウドファンディングでは「ジンベーニョが握手できるようにヒレをアップデートする」というユニークなプロジェクトを実施。開始からわずか1日で目標金額の100万円を達成し、最終的には320万円を超える支援を集めました。
さらに、ジンベーニョのイラストをフリー素材として公開したほか、公式サイトの開設も行うなど、その活動の幅はますます広がりを見せています。
ジンベーニョ
X:@jinbe_nho
instagram:@jinbe_nho
WEBサイト:https://jinbe-nho.okinawa/
ジンベーニョの遠征は極めてハードルが高い...
そんなジンベーニョにも、実は一つの課題がありました。
それが「フットワークの重さ」です。
沖縄を拠点とするキャラクターである以上、県外での活動にはどうしても物理的なハードルが伴います。
試合やイベントへの遠征には、マスコット本体だけでなく、アテンドスタッフの同行も必要となるため、移動や滞在にかかるコストは決して小さくありません。そのため年間を通しても、県外での活動は数えるくらいが精一杯というのが実情でした。
そのため、沖縄県外に住むファンとジンベーニョが直接ふれあう機会は限られており、現地での“熱量”を肌で感じることは簡単ではなかったのです。
2月:ジンベーニョ、銀座へ行く。
そんなジンベーニョにも転機が訪れました。
2025年2月、とある企業様からのご依頼をきっかけに、ジンベーニョが東京を訪れる機会が生まれたのです。
せっかく東京まで行くのだから、1件の予定だけで帰るのはもったいない──。
「県外のサポーターさんとも直接ふれあいたい!」という思いから、ジンベーニョが訪問できそうなお店をリストアップ。その中で候補に上がったのが、銀座にある沖縄のアンテナショップ「わしたショップ」様でした。
「わしたショップ」は、沖縄の特産品やお土産を全国に届けるアンテナショップで、那覇の国際通りにも店舗を構えています。実は以前からジンベーニョグッズを取り扱っていただいていたこともあり、今回はご縁もあって店頭でのグリーティングイベントを実施させていただくことに。
日程は2025年2月18日(火)の13時から。
平日の昼間ということもあり、「そこまで多くは集まらないかもしれない」という予想をしていたのですが…。
ところが、開始15分前にはすでに店舗前に待機列が...。
そして、イベントが始まると同時に、ジンベーニョのまわりにはあっという間に人だかりができ、記念撮影の列が絶えない盛況ぶりとなりました。
予定していた1時間はあっという間に終了。
むしろ時間を延長するほどの賑わいで、スタッフ一同うれしい誤算に驚かされることとなりました。
このとき、あらためてジンベーニョの熱量は、沖縄の外にも確かに届いていると実感したのです。

3月:ジンベーニョ、大阪へ行く
東京での盛り上がりをそのままに、翌月の2025年3月には大阪への出張も決定しました。
今回の会場は、KITTE大阪内にある沖縄アンテナショップ「沖縄宝島」様。
東京と同様の形式ながら、今回はさらにパワーアップした取り組みにチャレンジしました。
というのも、店頭でのグリーティングに加え、ジンベーニョグッズの持ち込み販売も実施。物販の規模を拡大し、より多くの方にジンベーニョの魅力を“形として”持ち帰っていただけるようにしたのです。
ただ、心のどこかには不安もありました。
「東京の盛り上がりは一過性だったのでは…?」
「大阪でも、同じように人が集まるだろうか…?」
今回は私は沖縄に残り、現地にはグッズ担当のメンバーとジンベーニョと共にラップユニットを結成したえびちるさんが向かいました。私はリアルタイムでSNSに上がる投稿を追いながら、現地の様子をドキドキしながら見守ることに。
すると、開始前からSNSには続々と写真や投稿が。
「ジンベーニョのグッズを買うために並んでいます!」
「まさかの待機列!」
そんな投稿がいくつも流れてきました。
イベントが始まると、ジンベーニョとえびちるさんのツーショットや賑わう店内の様子、さらには「売り切れ」の報告まで。
画面越しにも伝わる熱気にとても興奮しました。
東京に続いて大阪でも、ジンベーニョの“県外人気”がしっかり根付いていることを、あらためて実感するイベントとなったのです。

ジンベーニョの熱量が高まっているワケ
東京・大阪でのイベントを通じて、ジンベーニョは想像を超える盛り上がりを見せました。
そしてこの二都市での手応えから、いくつか共通する傾向も見えてきました。
現地でイベントに参加された方々の様子を観察していると、必ずしも「ジンベーニョ一筋」のファンばかりではないことに気づきます。
ジンベーニョグッズを身に着けてくれている方が多くいた一方で、片手には他クラブのマスコットのぬいぐるみを持っていたり、FC琉球以外のユニフォームを着ている方の姿も多く見られました。
つまり、今回の来場者の多くは「ジンベーニョ“も”好き」というスタンスの方々だったのです。
推しのチームのマスコットが一番だけど、ジンベーニョは“二番目に好き”。
そんな“二番手人気”を獲得していることが、幅広い来場者につながっているのかもしれません。
このことは、ジンベーニョの存在がFC琉球の枠を超えて、Jリーグ全体の“マスコット文化”の中で受け入れられ始めていることを意味しています。
つまりFC琉球のファンだけではなく、他クラブのサポーターやマスコットファン層の心もつかみ始めているのです。
もちろん、「たまたま来てみた」「一度は見ておきたくて」というライトな来場者も多くいたはずです。
この熱量を継続していくには、物理的・人的コストも含めてハードルが高いのも事実です。
しかし、ジンベーニョというキャラクター単体で見ても、話題性やファンの熱量は確実に高まっている。
その成長を、今回は肌で強く感じることができました。

これからも勢いを増すジンベーニョ遠征
今回の遠征を通して、たくさんの方々と直接ふれあい、交流することができました。
この体験は、ジンベーニョというキャラクターが「実際に会いに行くこと」の大切さを、あらためて教えてくれた出来事でもあります。
やはり、スクリーン越しではなく“リアルに出会う”という瞬間には、言葉にできない力があります。
そしてこの経験を通じて、ジンベーニョとしても「もっといろんな場所に行って、もっと多くの人と出会いたい」という気持ちがさらに強くなりました。
もし「うちのお店に来てほしい」「うちのイベントに参加してもらえないか」といったご相談がありましたら、ぜひお気軽にお声がけください。
沖縄県内はもちろん、本州への遠征も喜んでお伺いします!
以上、『ジンベーニョの人気が県外にまで広がってきている』というテーマで、今回の取り組みを振り返ってみました。
これからも、“会いに行けるジンベーニョ”として、皆さんの街へ笑顔を届けに行きます。
お問い合わせはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/1Jl132MlNTCSbvjinD8dzZ8G6166cEE_3e-WBD-TU9tQ/edit