2018.02.06
#みんなの理念解釈 No.7自分らしく働ける居場所であること
新卒2年目の大澤純がカヤックの企業理念を解釈してみました。
経営理念「つくる人を増やす」の解釈を教えてください
「つくる人を増やす」とは、毎日ご飯を食べることである。毎日食事を取ることは生きるために必要不可欠だ。
例えば、日本人の主食である米を摂取すると、米の主成分であるデンプンが、唾液中の消化酵素アミラーゼによって麦芽糖に分解され、続いて腸液に含まれる消化酵素マルターゼによってブドウ糖まで分解される。これが血液へと吸収されることにより、結果的に元気もりもりごはんパワーに変換されるのだ。
ここまでは中学校の理科の授業で誰でも学習するだろう。だが、この元気もりもりごはんパワーは、特定の条件を満たすことでイメージわくわくつくる人パワーに変換可能であることはあまり知られていない。
実は、血中元気もりもりごはんパワーは、ごく微量ではあるが量子論的確率で絶えずイメージわくわくつくる人パワーに変化してはもとに戻る、という現象を繰り返していることが近年の研究で明らかになっている。この励起状態となってエネルギー的にも不安定な状態の元気もりもりごはんパワーを、安定的にイメージわくわくつくる人パワーに変換する触媒の役割を担っているのがブレストだ。ブレストを行うことによって、元気もりもりごはんパワーから偶然的に変化したイメージわくわくつくる人パワーがまた元気もりもりごはんパワーに戻る確率を抑える事ができる。つまりブレストは事実上、元気もりもりごはんパワーをイメージわくわくつくる人パワーに変換する、現在知られている唯一の手段なのだ。
カヤックでは、クリエイターの創造性にブレストが大きく寄与していることがよく知られているが、その大前提として元気もりもりごはんパワーが充分な量必要であることは意外にも見逃されがちである。
ブレストする前にメシを食え!!
…つまりどういうことですか
会社の最も根幹となる経営理念に、こんなデタラメな解釈をすることが許される会社、他にあるでしょうか。
僕が思うに、クリエイターが創造性を発揮するためにもっとも重要なことは、組織の中で萎縮することなく、自分らしさを存分に発揮できることだと思っています。創造性の一番の敵は萎縮です。イノベーションは遊びが無いと生まれません。遺伝子の突然変異を許さない種はあっという間に滅びます。
僕は今、業務内容を報告する日報メールのタイトルに、頭の体操がてら思いつきのつまらないダジャレを記載し、全社員に毎日送信しています。今のところありがたくもこのことについてお叱りのようなものは受けてはおらず、カヤックという組織の寛容さを実感しています。
逆に「日報にダジャレ!? 社員のメールボックスを何だと思っているんだ! そんなくだらんこと今すぐやめさせろ!」といった意見が現れ始めたら危険信号だと思っています。「日報とはこう書くもの」「仕事とはこうやるもの」「理念とはこう解釈するもの」という風に、組織の中で遊びが制限されてしまうと、上記デタラメな理念解釈も決して生まれることはないし、クリエイターも萎縮し、制限された範囲内の創造性しか生まれなくなってしまいます。
そういう意味で、日報のダジャレやデタラメ理念解釈もできるくらい会社が寛容で、自分らしく働ける居場所であることが「つくる人を増やす」と僕は考えます。